内容説明
失踪した父親は、「ドラキュラ」がいる中世のブラン城にとじこめられていた。その時代へ行くためには、過去にもどり、「七枚のコイン」を集めなければならない。紀元前のギリシャ、壊滅寸前のポンペイ、世界恐慌時代のシカゴへ次々に飛ばされるサムとリリ。さらに、サムたちのタイムスリップを邪魔する「イレズミ男」があらわれ…。
著者等紹介
プレヴォー,ギヨーム[プレヴォー,ギヨーム][Pr´evost,Guillaume]
1964年マダガスカル島、アンタナナリヴォ生まれ。サン・クルー高等師範学校卒。パリ地区リセの歴史教師。執筆活動を始める前は、「ヒストリー」チャンネルの番組制作にも参加。既刊作品に一般向けの推理小説などがある
伊藤直子[イトウナオコ]
1968年新潟県生まれ。東洋大学文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シルク
13
面白いのだもの。居ても立っても居られなくって。体調悪かったのだけど、無理やり図書館行っちゃった。そうして2,3巻確保(*´Д`) ……父さんったら、もう、馬鹿! サムはヴラド・ツェペシュ公の城の地下牢に残る落書きの写真を見て、天を仰ぐ。ドラキュラ公、串刺し公……残虐な男にあわれ捕まった、数百年前の囚われ人の残したメッセージは「助けてくれ! サム!」……バカバカ! 父さんの馬鹿! この牢に繋がれていたのは、そう……僕の父さんだ。ひょんなことから、謎の石碑を使ってタイムスリップできるようになってしまった僕。 2018/06/15
あつぼう
12
中世のドラキュラ城に閉じ込められてる父親を助けるために今回は紀元前のギリシャ、壊滅寸前のボンベイ、世界恐慌時代のシカゴとタイムスリップするサム。前巻と同じく歴史の背景を勉強したくなる内容です。色々な小説に登場するドラキュラ伯爵やけど、本当はどういう人やったのか凄く興味がわきました。この小説のように悪人なのかな?謎が謎を呼ぶ展開で最終巻で全てが明らかになるのか心配やけど答えを知りたいので近々読みたいと思います。父親が最後にサムに語った言葉が衝撃的やったなぁ~。2011/07/13
Betty
9
昼休みを使って読了。同僚に「読書の幅が広いねぇ~」と言われましたwなんとか父親を助け出したサム。ピンチにも冷静に立ち向かう姿勢に痺れます。時空を超え出会う人たちの描き方と、関わり方が上手いですね。少しずつ謎が解けてきましたが次作の最終巻また一騒動が起こりそうで気になります!2011/09/09
topo
5
前作を上回る面白さ。ドラキュラの城に忍び込み、得体の知れない邪魔者に急襲され…。失踪した父親を助けるべくタイムスリップを繰り返し奮闘する主人公。前作では点だった謎が繋がり始め、予想以上に壮大な展開に心踊る。最終巻が楽しみ!2021/06/27
サゴ
5
タイムスリップ先が、栄えていた頃のポンペイだったり、世界恐慌の頃だったりするので、改めて歴史を学んでみたくなった。2010/03/20
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