内容説明
「クルシイメニアッテ、アルカナイトダメ」と、たどたどしい話し方で、道々争いをくり返す母娘。ひきこもりから脱したというオタクの青年。祖母の供養のために歩き続ける大学生。「接待」によってのみ生きつないでいる老人…。ナオトは遍路道を歩きながら、母の死や残された父との関係をタクやユースケの親子関係と比しながら、問い直していく。
著者等紹介
竹内紘子[タケウチヒロコ]
徳島県生まれ。徳島大学卒。1984年、「ボートピープル」で毎日児童小説コンクール最優秀賞。日本児童文学者協会会員
いとう良一[イトウリョウイチ]
東京都世田谷生まれ。法政大学工学部建築学科卒。オンラインシステム開発のSE、印刷製版職人等を経て、現在はフリー。イラスト・絵画・木工・デザインなどを手がけている。絵はモチーフや目的によって、色鉛筆・水彩・パステルなどを使い分ける。毎秋、東京飯田橋にて新作個展を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。