内容説明
牛乳を生産する人びとは、生命を生んだ太古の海や、お母さんのお腹の赤ちゃんを包んでいる羊水のように、私たちが生きる「いのちのもと」をつくっています。だからみんな、牧場での仕事に誇りを持っているのです。
著者等紹介
立松和平[タテマツワヘイ]
1947年栃木県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。在学中から小説を発表し、『自転車』で早稲田文学新人賞、『遠雷』(河出書房新社)で、野間文芸新人賞、『毒―風聞・田中正造』(東京書籍)で毎日出版文化賞を受賞
山中桃子[ヤマナカモモコ]
1977年栃木県生まれ。女子美術大学芸術学部卒業。挿絵、ポスターなども手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
20
牧場の子たちは、牛とともにいることが当たり前なのでしょう。 そして、牧場農家が多い場所では、大人も子どもも連帯感が強いのでしょう。 自然に助け合い、生まれてくる子牛をみんなで見守ること、売られていく牛を見送ること、様々なことから命を学んでいるのだと、感じました。 お話にとてもマッチした絵が、心地よい絵本です。2022/08/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
H31年度選書会議にて。【テーマ】いのちのシリーズ2019/03/07
matumoty
4
立松和平「いのち」シリーズ読破キャンペーン(ひとりで)実施中。登場人物の名前が「みるく」だなんて、えらくハイカラな名前がついてるなと思ったら、思ってたほど古い本じゃなかった。太古の海と、用水と乳、どれも同じ「いのちのもと」なのね。知らなかったです。2021/09/08
まげりん
4
非常にまっすぐ。2015/03/04
2020neko
0
☆☆☆☆★4/学図。季節の本(うし)&1月のおすすめで紹介2008/12/15