宇宙ステーションにかけた夢―日本初の有人宇宙実験室「きぼう」ができるまで

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784774311760
  • NDC分類 K538
  • Cコード C8053

内容説明

まさにこの瞬間も、地上から400kmの宇宙では、国際宇宙ステーション・ISSが一周わずか九〇分という速さで、地球のまわりを飛んでいます。すでに宇宙飛行士が滞在しているISSは、二〇一〇年の完成をめざし、これからも組みたてが進められていくのです。その施設の一つに、日本の宇宙実験室「きぼう」があります。宇宙飛行士が乗る、有人の施設の開発は、日本にとってまったくはじめての取りくみです。この本では、無重力や真空という宇宙独特のきびしい環境で、人間が安全に生きていけるようにするため、エンジニアたちがどのように工夫して開発を進めたのかや、ISSにかかわる一五の国ぐにとどのように協力して「きぼう」をつくっていったのかを紹介していきます。

目次

はじめに―今日も宇宙ステーションが飛んでいる
第1部 宇宙と宇宙ステーション(宇宙ステーションとは、なんだ?;日本初の宇宙実験室「きぼう」;宇宙とはどんなところ?)
第2部 宇宙実験室「きぼう」の開発(宇宙でこそ実現できる人と人が争わない世界;宇宙飛行士が快適で安全に過ごせるように―「きぼう」内部を適温にする設計;くりかえし進められる「試験」;「きぼう」の完成に向けて;宇宙開発と国際協力;「きぼう」、打ちあげのためにNASAへ)

著者等紹介

渡辺英幸[ワタナベヒデユキ]
1970年千葉県生まれ。東京大学工学部産業機械工学科卒業。同大学院工学系研究科機械情報工学専攻修了。1995年、宇宙開発事業団・NASDA(当時。現在は宇宙航空研究開発機構・JAXA)入社。宇宙環境利用システム本部・宇宙ステーショングループ、宇宙ステーション運用技術部の開発部員として、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の開発に取りくむ。現在、経営企画部・推進課に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リノン

4
子供に勧めようと思って図書館で借りた本。まずは私が先に読んでみました。2010年のISS完成に向けて日本の宇宙実験室「きぼう」の開発物語で、完成前の2006年に出版された本です。アニメ「宇宙兄弟」を第1回から見ているのもあり、ISSはお馴染みの言葉です。「きぼう」もニュースで何度も見聞きしましたが、今までよく知らなかったです。子供にも分かりやすく、説明してありJAXAで働く方々の想いが伝わってきます。2013/12/24

かいと

2
宇宙ステーションは、隕石をはねかえすくふうをしている事を初めて知った。あと、「ファン」がついていることを知った。2014/11/04

カシュー

1
やっぱり宇宙ステーションはすごい!!2016/06/13

ようこ

0
野口聡一さんの本と本と一緒に読みたい一冊。地球人として国境を越え宇宙に目を向けることが地球の危機を救う、という著者の見解が先端技術へとつながっていることがわかる。2008/11/11

MOJITO

0
映画に描かれるような世界が将来実現するのか!?地球の上空400Kmのところで、秒速8Kmで宇宙ステーションが移動していると思うと不思議な世界に誘われる。日本人エンジニアからみた宇宙ステーションを実現させるまでの夢。その過程は大変な設計、製造、実験の繰り返しのようだ。このプロジェクトを通じて15カ国が地球人として協力していく未来を信じたい。2008/11/02

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