内容説明
わたしはマリー。わたしはおばあちゃんがだいすき。かいものにいったり、ケーキをつくったり、いっしょにいろんなことができるから!でもね、あるひおばあちゃんのいえにいったら、なにかがかわっていた…。
著者等紹介
アベール,ヴェロニク・ヴァン・デン[アベール,ヴェロニクヴァンデン][Abeele,V´eronique Van den]
1977年、ベルギーに生まれる。モンス大学国際通訳学校で学び、金融機関で働いた後、子どもと関わっていきたいと、若い学習者に楽しく外国語を教えるネットワークを立ちあげた。そして、子どもの本を書くという新たな目標を抱く。現在も多数の絵本や、翻訳の企画を手がけている
デュボア,クロード・K.[デュボア,クロードK.][Dubois,Claude K.]
1960年、ベルギーに生まれる。版画を学んだ後、リエージュの美術学校に進学。現在は、同校でデッサンを教えながら、イラストレーターとしても活躍中。様々な作家と組み、イラストレーションや、絵本の仕事を手がけている
野坂悦子[ノザカエツコ]
1959年、東京都に生まれる。早稲田大学で英文学を専攻。現在、オランダ語を中心に、翻訳家として活躍し、「紙芝居文化の会」の運営委員も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
23
アルツハイマー型認知症のお話です。 老化の先にある現実が見えてきて、少し切なくなりました。 孫と祖母のお話ではあるけれど、私と親が、いつかたどるかもしれない道かもしれないということが、遠い絵空事ではなくなってきた年だからです。 現実のものとなったときは、このような本に助けていただきたいと思います。2021/01/11
gtn
18
孫に注いだ愛情は消えない。だから、自分がどんな姿になっても、その愛を返してくれる。2022/11/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
マリーの大好きなおばあちゃんの様子が変。お医者さんが「アルツハイマーという病気だよ」と教えてくれます。おばあちゃんは家を離れ施設に入ります。色んなことを忘れてしまっても、マリーとのブチュッ(キス)は、喜んでくれるおばあちゃんです。2019/10/22
ochatomo
4
ベルギーの絵本 やさしい祖母がアルツハイマーと診断される著者経験が元 見舞いのキスを喜んでくれるのが残るつながり 元本2006年 2007刊2017/12/03
グーグー
3
マリーはおばあちゃんが大好き。おばあちゃんはマリーが大好き。おばあちゃんは色んなことを忘れてしまったけれど、二人の大切な秘密「プチュッ」は喜んでくれる。「プチュッ」の時のおばあちゃんの表情がいい。表紙の笑顔の二人も素敵。マリーのおばあちゃんのこと、子どもたちにも知ってほしいなあ。原題:Ma grand-mère Alzha.....quoi?2021/06/08