内容説明
犬の平蔵がワンとほえた。平蔵は、おかあさんがなくなってから、おじいちゃんがおくってくれたオールドイングリッシュ・シープドッグだ。知之介は、妹の典子がさびしい思いをしないかといつも気をつかっている。でも、典子はなにごともなかったように、家で飼う生き物をどんどんふやしている。今日も蛙の金ちゃん銀ちゃんが家族になった。そんなふたりの前に、ある日、母が蒸発したという少年があらわれた。
著者等紹介
吉田道子[ヨシダミチコ]
東京生まれ、京都育ち。岩手もふるさとにもつ。子どものころは、父の転勤で引っ越しすること6回。京都の桜の木のある小さな家に住む。日本児童文学者協会会員
福田岩緒[フクダイワオ]
岡山県生まれ。絵本に『はじめてのかていほうもん』(ポプラ社)、『夏のわすれもの』(文研出版)などがある
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