内容説明
メル友に誘われて、まぶらいの島にやってきたひろみ。魂がその人を護るという島で人々と暮らす日々。不登校を続けるひろみの心も癒されていく…。第50回毎日児童小説コンクール最優秀賞作品。
著者等紹介
竹内紘子[タケウチヒロコ]
徳島県生まれ。徳島大学卒。日本児童文学者協会会員。「ボートピープル」で第33回毎日児童小説コンクール最優秀賞
日向野桂子[ヒガノカツラコ]
東京生まれ。東京造形大学卒。1983年日本版画協会展山口源新人賞。90年第4回中華民国国際版画ビエンナーレ優秀賞。96年第3回高知国際版画トリエンナーレ。2001年神奈川国際版画トリエンナーレ2001。日本版画協会会員。日本美術家連盟会員
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感想・レビュー
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yk
4
いいお話。児童小説なのですぐ読めるのでもっと読まれたらいいのに。非常に情景描写がわかりやすくて朝のメトロに乗っていながら頭は加計呂麻島にトリップしてました。主人公は複雑な家庭の不登校の中学生。出ていった母親のいる島へ行き人の死に触れる体験をする。生きることがよくわかってなかった主人公は死に触れることで生きることを学ぶ。当たり前の人の暖かさに気づく。著者が伝えたいことが本当によくわかった。そしてもう僕はおっさんなので途中で涙が。あぁ少しでも多くの子供がこれを読んで大切なことに気づいてほしいと願います。2018/06/05
momo.
0
中学生の時、模試の問題で出てきた本。 模試で物語文は嫌なほどいろいろ読んだが、 唯一、続きが気になり図書館にリクエストしてもらった。 同世代目線の面白い本だったなあ、またよんでみたい。 「ねぎらう」の意味を知ったのもこの本でした(笑)←模試で間違えた
kotori
0
どうしようもなく心が行き詰まったとき、勇気をもらえる一冊です。 いつだって、やり直すことはできるんだと。
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