内容説明
悟と雄二、そして真人。三人の少年たちのきらきらとかがやく夏休みの舞台は、生命のあふれる川でした。
著者等紹介
立松和平[タテマツワヘイ]
1947年栃木県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。在学中から小説を発表し、『自転車』で早稲田文学新人賞、『遠雷』で野間文芸新人賞、『毒―風聞・田中正造』で毎日出版文化賞を受賞
横松桃子[ヨコマツモモコ]
1977年栃木県生まれ。女子美術大学芸術学部卒業
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感想・レビュー
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sui
16
小学校最後の夏休み。その時間が特別だと心の何処かで分かっているのか、晴れた日は時間を惜しむように川で過ごす悟と雄二。そして真人。こういう夏休みは一生忘れられない宝物だろうな。2016/07/20
サウスムーン
13
生き生きと川遊びをする姿が眩しい物語。網で捕らえたものの描写が巧み。(川での事故があったので、紹介は控える)2021/12/06
舟江
11
高田三郎の「水のいのち」と混同して手に取った。 内容は小6、3人のひと夏の経験。 時代は便利になった、しかし大切なことまで忘れ去られてしまった。 自然の中における生活の基本を、絵本でも残して欲しいものだ。2018/08/12
ムーミン
11
悠久2017/11/20
Kaz
11
海・山ときて、川も読了。夏休みの少年の全力で生きる姿を描いた、前2作と一味違う作風。「いのち」テイストは少ないですが、いきいきとした文章には、心をひきつけるものがあります。2012/10/23