内容説明
バールストン荘で、主人のダグラスが殺された。死体は、顔面を散弾銃でうたれていた。窓枠に残された血のりの靴あと、「V.V.341」と書かれた紙切れ…それらは、一体、何を意味するのか?奇妙な殺人事件の真相が、ホームズによって明らかにされる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
13
子どもの頃、アメリカのゴールドラッシュのことを知ったのはホームズがきっかけだったような気がする。ホームズもの最後の長編。2016/05/04
永田 誠治
2
シリーズ第6巻にして最後の長編『恐怖の谷』。時系列的には前半の話だからか。でもこれ、物語の仕掛けとしてかなり斬新で面白いと思う。今ならこういうのよくありそうだけどね。巻末エッセイは文芸評論家の長山靖生氏。抜粋すると「金田一耕助などは事件が起きるだけ起こり、人が死ぬだけ死んだ後で、犯人は…」って爆笑。それに比べ、ホームズは常に未然に防ごう奔走し、多くの場合ちゃんと人を救う。ごもっともです。このシリーズの巻末エッセイはどれも面白い(笑)解説には1946年にディクスン・カーが選ぶミステリベスト10が掲載。貴重。2023/09/15
mana
1
マンガだったから読みやすかった!2011/11/23
suzuki-takefumi
1
冒頭の暗号解読から殺人事件、過去の話と、場面転換の多い話。一番印象に残ったのは冒頭だった。メインの殺人事件は現代ではキーワードだけで「ああ、あれか」となってしまうのは、ジャンル創始者の悲しいところか。2011/11/15
空
1
モリアーティ教授の登場が唐突すぎるような…。原作もそうなのかな。2011/11/04