内容説明
江坂麻実は、小学六年生。大阪で、陽気なお母さんとふたりぐらし。お父さんは、単身赴任で福岡にいっている。ある日、お母さんが会社の健康診断で、再検査を受けることになった。結果は、乳ガン。そして、急きょ入院をすることになった。「お母さんが、ガン」麻実は、不安をかかえたまま、たったひとりですごすことになった。人間の仕事、それは生きること―街路樹の葉が金色にそまるころ、少女は「心に生きるいのち」を知った。子どもと大人のための新しい児童文学。小学中級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
41
好みです。陽気な母とふたり暮らしの少6の女の子。父は単身赴任中。ところが、母が会社の健康診断で乳がんになり入院することに……。不安な気持ちを抱えた少女の気持ちが繊細に、優しく描かれます。生まれて初めて考える「生と死」。同室のおばあさんとの切ないやりとりが素敵でした。2025/06/07
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
6年生の麻美はお母さんと二人暮らし、お父さんは単身赴任しています。ある日お母さんは健康診断の再検査で、乳がんであることがわかり入院しました。重く悲しい現実を受け止め、生と死について学び、病と闘う家族を描いた本です。2019/10/22
田(゚_ 。)村
0
1998/04
ちょろぴよ
0
ふふーん。2009/08/05