出版社内容情報
日本には、巨樹、云われ木といった「名木」が各地に存在しています。本書は、東京にある名木に着目。奥多摩の山地から伊豆諸島までの東京都全体の名木を、植物の専門家とともに訪ね歩きます。本書の特徴は、名木を樹木学的な観点から解説する、という点。そのためまず最初に、樹木の樹形、樹高、幹の直径、枝張り、樹皮の様子などを紹介し、それらが樹木学的にどのような意味を持つのか理解できるよう工夫。そして、個々の樹木が樹木学的にどのような特徴があり、なぜ美しいのか、また逞しい印象を与えるのかを科学的に解き明かしていきます。専門家だからこそ気がつく、名木の名木たる所以。今までにない樹木の愛で方を存分にお楽しみください。
目次
1 都心編MAP(首賭けイチョウ―日比谷公園;ソメイヨシノ―千鳥ヶ淵;三百年の松―浜離宮恩賜庭園 ほか)
2 武蔵野・多摩地域編MAP(エノキ―野川公園;ケヤキ―梅岩寺;カヤ―梅岩寺 ほか)
3 西多摩地区編MAP(カゴノキ―地蔵院;シダレアカシデ―幸神神社;フジ―大久野 ほか)
著者等紹介
近田文弘[コンタフミヒロ]
1941年新潟県新発田市生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程を経て、国立科学博物館植物研究部植物第一室長。植物分類学を専門とするが、博物学、樹木学、民族植物学など幅広い分野に関心を寄せている。現在は国立科学博物館名誉研究員として、中国長江流域と天山シルクロードの植物相の調査に従事
川嶋隆義[カワシマタカヨシ]
玉川大学農学部卒業。29歳のとき前職から写真家の道を志した。多くの写真家、画家、研究者とともに自然のおもしろさを伝える書籍の企画・編集をするスタジオ・ポーキュパインも主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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