Software Design plusシリーズ
進化する銀行システム―24時間365日動かすメインフレームの設計思想

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 243p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784774187297
  • NDC分類 338.5
  • Cコード C3055

出版社内容情報

多くの銀行システムで採用されているメインフレームのしくみ、とくに信頼性、可用性、保守性を高める技術をわかりやすく解説します。

内容説明

時代の要望に応えて変化し続ける社会・経済を支えるシステムのしくみを解説。すべての金融系SEが持っておきたい視野と知見。

目次

第1部 銀行の勘定系オンラインシステムの特徴と歴史(勘定系オンラインシステムとは;第1次オンラインシステム以前;第1次オンラインシステム;第2次オンラインシステム;第3次オンラインシステム;ポスト第3次オンラインシステム)
第2部 システムを構成するハードウェア、ソフトウェア(銀行オンラインシステムの構成;メインフレームとオペレーティングシステム「z/OS」;IMSというミドルウェア;SAIL/CAP;メインフレームが選択された理由)
第3部 システムの安定性、性能を高める技術(障害に強いシステムを作るための技術;パフォーマンスを維持するための技術)
第4部 システム安定化への取り組みと今後(銀行オンラインシステムの技術を活かす取り組み;銀行オンラインシステムの今後のゆくえ)

著者等紹介

星野武史[ホシノタケシ]
1960年生まれ。銀行のオンラインシステムに携わりたいと希望し、1985年日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。最初の配属先で銀行の第3次オンラインシステムの基盤製品の品質検証を行う。以来通算25年以上、日本だけでなくアジアもふくめた銀行システムの安定稼働・品質向上のための各種活動を実施し、現在も継続中。その一環として米国シリコンバレーの開発部門にて安定稼働のための製品開発を行ったこともある。現在は銀行システムの将来像を見据えた活動も実施中

花井志生[ハナイシセイ]
入社当時はC/C++を用いた組み込み機器(POS)用のアプリケーション開発に携わる。10年ほどでサーバサイドに移り、おもにJavaを使用したWebアプリケーション開発に軸足を移す。2015年夏からクラウドを用いたソリューションのテクニカル・コンサル、PoCを生業としている。おもな著書にJava、Ruby、C言語を用いたものがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

99
少し金融関係のシステムについて知らないことが多いので、最近出版されたこの本を読んでみました。銀行のシステムの歴史を最初の頃から書いてくれて素人にもわかりやすく書かれていると感じました。この中身を読むとシステムなしでは銀行業務というものが成り立たないこともわかります。ですから障害を出すとかなり社会的に大きな影響を与えるのでしょうね。ただ用語がかなり素人には理解するのが大変でした。2017/02/21

えちぜんや よーた

74
メインフレームを支える企業はIBM、日立、富士通、NEC、UNNISYS。存在そのものはよく知っているが、自分が知っているWebやITエンジニアの勉強会では、そういう企業の方が来られているかどうかは寡聞にして知らない。やはり障害対応とかシステムの安定性、データベースのバックアップなどざっくりとした概念は、オープンソース系のOSやアプリケーションソフトでも同じだけど、住む世界が全然違うということを実感した。一方でソニー銀行などはAWSを使っているし、今後どうなっていくんでしょうかね(他人事)。2017/04/09

ゆるめ会社員 mkoma2

5
殆どメインフレームのことを知らないので、何か掴めないものかと手に取ったが、読んでるうちに眠くなってきちゃった。メインフレームの技術的な面の概況。そちら側で開発する上では、理解の足しになると思う。2017/03/20

だんぶる

4
こんな本があったんですね。 いつも仕事で喋っている言葉で書かれた本に初めてめぐりあいました。 銀行システムのたどってきた歴史など昔話として聞かされてきたことも記載してあり、若者に読んでもらうと現行システムへの愛着が深まるかもしれないですね。 まぁ、内容は昔の技術の話ですが、今も使われているものも多く、概要の理解には役立ちます。2021/01/10

Mariyudu

3
汎用機はその昔、自治体向け地図情報システムという一寸変わった仕事で関わったことはあるのだけど、所謂勘定系方面については無知なままだったので、温故知新的な興味に駆られて読んだ。銀行オンライン化の経緯や汎用機の設計思想等については面白かったけど、銀行システムそのものを解説する章は正直退屈でアルファベットスープに溺れる感が。〇〇というインシデントがあった→対策として〇〇が開発された、というような物語ドリブンで先人達の汗が感じられるような構成にはできなかったのかなー。細かく丁寧に書かれているだけに残念。2017/07/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11494052
  • ご注意事項

最近チェックした商品