出版社内容情報
第1部では微分積分の考え方を見直していきます。第2部では、第1部で理解した考え方がどういう意味を持ってくるのか、なんのために計算をしているのかを探っていきます。
内容説明
生きた講義が読める!算数にさかのぼってみると微分積分の本質が見えてくる。
目次
第1部 微分積分学の考え方(微分学とはどういう数学か;微分積分学が扱う対象 関数;微分学の方法 極限の考え方;関数の微分;積分学とはどういう数学か;積分法の方法 分けて知る;微分と積分の関係 微分積分学の基本定理)
第2部 微分積分学の計算技法(導関数の計算;極値を求める;関数のテイラー展開;原始関数の計算;積分を求める)
著者等紹介
瀬山士郎[セヤマシロウ]
1946年群馬県生まれ。1970年東京教育大学大学院理学研究科修了。専門は位相幾何学、グラフ理論。1970年群馬大学教員となり、2011年定年退職。群馬大学名誉教授。数学教育協議会会員。退職後は一数学愛好家に戻り数学を楽しんでいる。群馬大学時代はおもに教養数学を担当し、楽しく面白い数学をモットーに、数論、幾何学、パズル学、算数学など様々な分野の数学を講義する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
7
題名通り微分積分を分かりやすく説明している本。算数から微分に繋げる流れは見事でホントに分かりやすかった。積分も基本はしっかり分かる。ただもう少し詳細が知れれば良かった。練習問題は特にないので基本は読み物だけれど読むことで数学の楽しさを再認識。2016/07/05
affistar
0
第1部で微分積分学の考え方、第2部で微分積分学の計算技法を扱う。 数学では大切なことが2つある。1つ目は、計算ができること。つまり、記号を操ることができること。もう1つは、計算技術には想像力による意味づけが必要であること。「自分が今行っている計算がどんな意味を持っているのかを理解すること」が大切。 テイラー展開やオイラーの公式なども紹介されていて、少し深い数学を知りたい人にもお勧め。2017/02/21
みん
0
とても分かりやすく高校数学の微分積分を解説している。ところどころで大学数学のやることが出てきて興味深い。計算の仕方を学ぶというよりその背景と何をしているかを学ぶ本である。2019/11/22
cava
0
かなりざっくばらんに解説しているけど、イラストや図を多く導入しているおかげで数式のイメージが理解しやすくて最初からガッツリ数学というわけではないのでパパッとさらいたい人向け。 2018/04/14