出版社内容情報
OpenFlowは、データセンター以外の大規模システム基盤にも採用され始めた、ネットワークをソフトウェアで制御する実装技術の1つです。本書では、実装するためのOSSフレームワーク(Trema)を使って、「スイッチ監視ツール」「インテリジェントなパッチパネル」「ラーニングスイッチ」などを、実際にプログラミングして構築する方法を解説しています。さらに、改訂に際して、NFV(Network Function Virtualization)として「ルータ」や「ファイアウォール」の構築方法も追加しています。
目次
OpenFlowの仕組み
OpenFlowの仕様
Hello,Trema!
スイッチ監視ツール
マイクロベンチマークCbench
インテリジェントなパッチパネル
すべての基本、ラーニングスイッチ
OpenFlow1.3版ラーニングスイッチ
Tremaでテスト駆動開発
生活ネットワークのOpenFlowへの移行
ネットワーク機器を作ろう:ファイアウォール
ネットワーク機器を作ろう:ルータ(前編)
ネットワーク機器を作ろう:ルータ(後編)
ネットワーク機器を作ろう:ルータ(マルチプルテーブル編)
ネットワークトポロジの検出
大量のスイッチの制御
仮想ネットワークの実現
OpenVNetで本格的な仮想ネットワーク
著者等紹介
高宮安仁[タカミヤヤスヒト]
Trema開発チーム自称リーダー。コンピュータ関係の仕事をしている。東京の大学で計算科学を学んでいたころは、並列プログラミング用ライブラリや、大規模クラスタ管理ツールを開発していた。現在は企業の研究者。スクラッチDJとしても活動
鈴木一哉[スズキカズヤ]
某メーカーにてネットワークに関する研究に従事する傍ら、電通大の客員として教壇にも立っている
松井暢之[マツイノブユキ]
TIS株式会社戦略技術センターに所属するシステムエンジニア。アーキテクトという名の何でも屋として、さまざまなプロジェクトに従事してきたが、研究開発部門への異動を契機に、新技術の検証や新サービスの事業企画に軸足を移している
村木暢哉[ムラキマサヤ]
TIS株式会社戦略技術センター所属。SDN、SDI関連技術の研究開発を主に担当している
山崎泰宏[ヤマザキヤスヒロ]
株式会社あくしゅ代表取締役。大手Slerで5年ほど働いて独立。その後、データセンター向けのオープンソースソフトウェアを開発する会社を始めて10年経つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。