組み立て×分解!ゲームデザイン―ゲームが変わる「ルール」のパワー

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  • サイズ A5判/ページ数 189p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784774179445
  • NDC分類 797.9
  • Cコード C3055

出版社内容情報

ゲームの基本にある「ルール」に焦点を当てた、ゲームデザインの入門書。 お手本のない、オリジナルのゲーム作り。そこには、無数に思える選択肢があります。ゲーム作りは、どのように進めれば良いのでしょうか。本書では「アルゴリズム」「ルールの組み替え」「対称性」「自由と制約」という切り口のもと基礎事項から徹底解説。実在するシンプルかつ少し風変わりな例を用い、試行錯誤と決断の過程、考え方をたどりながら、ゲームを司るしくみを探ります。こんなゲームを作りたい!と思ったそのとき、ひらめきを形にするための秘訣が満載です。

内容説明

とことん「ゲームのルール」を考える。実戦に効くゲームデザインの手法と考え方。

目次

第1章 ゲームデザインを行う前に(本書では扱わない内容;本書で扱う内容 ほか)
第2章 アルゴリズムからゲームを作る(アルゴリズムとは何か;ルールとアルゴリズム ほか)
第3章 ルールを組み替えてゲームを作る(足して作るか、引いて作るか;組み合わさる要素 ほか)
第4章 対人ゲームから一人用ゲームを作る(スポーツと対称性;コンピュータゲームと対称性 ほか)
第5章 自由と制約の関係を考える(分解されたルールが作るもの;『パネキット』の内容 ほか)

著者等紹介

渡辺訓章[ワタナベクニアキ]
80年代のマイコンブームに乗せられてゲームを作り始め、そのまま飽きずに現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nbhd

19
剣とか魔法とかの「物語」をぬきにした純ゲームデザイン論で、類書の中では異色の本。表紙のポップさとは裏腹に哲学書じみた記述がステキだ。システム全体を、プレイヤーに明示される「ルール」とコンピューターが理解する「アルゴリズム」に区分して、後者に特化したゲーム開発を解説している。具体的には「火が燃え広がるモデル」をこねくってゲームにしたり、シューティングゲームを解体して全く別のゲームにしたり。その過程の試行錯誤がまんま書かれているのが大きな魅力なのだけど、試行錯誤に持ち出されるアイデアパターンが天才すぎて困る。2017/03/16

shomma

5
のんびりした気持ちで読める感じの本です(ナビゲーターの女の子と鳥が面白い)。著者の経験を軸に、アルゴリズムからゲームルールを考えると、こうなったら今度はここが課題になって、これを加えると今度は…と発展させていくような内容。2025/01/26

もりけい

5
自作ゲームを遊べないレベルからつまらない、面白いレベルにするための思考の流れを解説。補足資料として作者が遊んできたと思われるゲームの紹介があり、面白さの概要を細かく説明している。写真があればより伝わるのにと思うが、それぐらいは読者が調べればいいだけか。2016/03/27

Jey.P.

1
ゲームメカニクスの設計を論じた本。網羅的な理論と言うより、簡素なゲームを制作・改善しながら、改善の切り口や手法とその実例を紹介していく。ゲームメカニクスのみを取り扱った本は少ないし、ゲーム内経済などが中心のことも多いので、中核部分のみを取り扱った本書は貴重ではあるが、散発的な内容で、網羅性もないのが残念。網羅・統合できないから本が少ないのだろうが…2021/03/10

ぎゃり粉(ぎゃりこ)

1
まあまあ面白かった。少々回りくどいというか読みづらい文章ではあるが、言いたいことは解る。むしろ書きたいことがありすぎて収まってないような印象。 個人的には特別「なるほど」と思うことはあまりなく、答え合わせのような感じになってしまったが、ゲームのおもしろさに関する悩みで言語化できないことがあるなら読んでみてもいいかも。文中でたくさんゲーム名が登場するのでそれを調べてみるのはよさそう。2020/04/15

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