出版社内容情報
痛みは、患者さんの生活の質(QOL)に大きな影響をあたえます。日常、直接患者さんと向き合っている看護師やコメディカル関係者にとって、患者さんの痛み対策は特に重要なテーマです。しかし、入門者向けの痛みの情報は、まとまっているものが少なく、しかも分かりやすく親切に書かれた本はとても少ない状態です。最近ではペインクリニックという痛みを専門に扱う病院も増えて、ますます痛みの理解の必要性が高まっています。本書は、痛みのスペシャリストである小川節郎先生が、看護師やコメディカル関係者向けに、現場で役立つように、痛みのしくみや最新の痛みの知識を分かりやすく簡潔に解説したガイドブックです。痛みに興味のある人に役立ちます。
目次
第1章 痛みのコントロール
第2章 痛みの分類
第3章 痛みの主な原因疾患
第4章 痛みの評価
第5章 痛みの診察‐問診・理学的所見
第6章 痛みを検査する
第7章 痛みと鎮痛法―薬物療法
第8章 痛みの予防
第9章 痛みへの対処法―薬物以外
第10章 痛みのメカニズム
著者等紹介
小川節郎[オガワセツロウ]
1948年生まれ。1972年日本大学医学部卒業。1997年日本大学医学部麻酔科・主任教授。2013年日本大学総合科学研究所・教授。前日本ペインクリニック学会・代表理事、現日本慢性疼痛学会・理事長、日本麻酔科学会・名誉会員など。専門分野は、痛みの制御に関する臨床的研究、痛みと交感神経に関する基礎的・臨床的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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