内容説明
漢方は、疾患部分ではなく、全身の状態を診ることで、処方を決める。漢方薬の特徴として、一つの薬で複数の薬効が期待できるため、少ない薬の投与ですみ、症状にあえば、薬同士による副作用も低くなる。
目次
第1章 痛みに効果的な漢方処方
第2章 消化器系疾患に効果的な漢方処方
第3章 呼吸器系疾患カゼ症候群などに効果的な漢方処方
第4章 循環器系疾患に効果的な漢方処方
第5章 生活習慣病に効果的な漢方処方
第6章 腎・泌尿器系疾患に効果がある漢方処方
第7章 精神神経系疾患に効果がある漢方処方
第8章 産婦人科領域疾患に効果的な漢方処方
第9章 高齢者疾患に適応する漢方処方
第10章 術後回復(とくに高齢者および虚弱体質)の漢方処方
著者等紹介
関水康彰[セキミズヤスアキ]
薬剤師、薬草研究家。1947年生まれ。東京薬科大学卒業後、川崎市立川崎病院、琴平診療所で薬剤師として勤務。横浜商業高校職業科生理学講師を経て、現在は横浜関水薬局で調剤を行うかたわら、在宅・認知症施設の医療にも従事。横浜市介護認定委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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🍭
4
499、図書館本、2015年発行。最近、漢方薬の効能を実感していて、自分はほかの漢方も試してみてもいいのかもしれないと思っていたから、本書の内容は総合的に魅力的でとても勉強になった。補中益気湯すごいかも?読むのにはかなり苦労した気がするけど、多分結構真面目に頭にはいった気がする。続けて漢方系の本読みたいな。2024/10/18
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
1
まとめのチャート図がわかりやすい。2023/09/09
のゑる
1
疾患や身体の不調から漢方を知りたい場合に適している。痛み、消化器系疾患、呼吸器系疾患、生活習慣病、など、診療科別に章立てされており、その部位がどのようなメカニズムで機能し、疾患により機能しなくなるとどうなるかが論理立てて説明され、図表もありわかりやすい。体質をゆっくり改善するには漢方が適当だが、同じ疾患でも年齢や性別、気力や体力、体型、水分量などにより、その人に合ったものが処方される。今の自分や知り合いにはこの漢方じゃないかと読みながら見当をつけたが、一度漢方外来を受診してみたい。2022/04/01
あろはま子
1
漢方薬入門とあるけれどもかなり詳しく書かれております。体質に合わせてどんなふうに薬を変化させるかも。漢方とはどんなものか知りたいという漠然としたものではなく自分にはどれが合うのか探したい方向けの本です。2015/05/14




