Software Design plusシリーズ
小飼弾のコードなエッセイ―我々は本当に世界を理解してコードしているのだろうか?

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784774156644
  • NDC分類 007.64
  • Cコード C0004

内容説明

エレガントなプログラムは目指すべき?プロのプログラマに求められる条件。ファイルシステムがない世界。コードとデータの関係。デザイナーなれどクリエイターにあらず。必須アルゴリズム11選…。プログラミング、プログラマ、システムアーキテクチャ、法律。コードをめぐる40編。

目次

堂々とevaろう。でもevaりすぎにご用心。―コンピュータの基本原理
Y談。―プログラムをデータとして扱う楽しみ
I/O止めないで―関数型言語のありがたみ
メモレカス、ナマケモノドモ―遅延評価でできること
殺速と複殺―実行しやすさを意識したプログラミング言語
OS、SOS―カーネルにお願いするということ
自縄自縛のススメ―ハードウェアを知ることの重要性
Body and Soul―自分でデザインすること
Mathコミュニケーション―数学的に考えられますか?
コードと法律の共通点―「誰が読んでも1つの理解」はアリエナイ〔ほか〕

著者等紹介

小飼弾[コガイダン]
1969年生まれ。1999~2001年、株式会社オン・ザ・エッヂ(旧:ライブドア)でCTOとして勤務。現在は、執筆、講演、プログラミング、Encode Moduleのメンテナンス、投資などマルチにこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

baboocon

12
小飼弾さん(@dankogai)の新著、今年101冊目(『コードなエッセイ』だけどこれは10進数で笑)の読了。今年3冊出た著書の中では一番、弾さんの文章が活き活きしていた気がするのは気のせいではないと思う。引用されているコードの多くは理解できなくても、コンピュータに興味を持つ人なら楽しめるんじゃないかな。ハードウェアとソフトウェアのコアな話から原発事故や税制といった社会問題まで幅広く取り上げながら弾節を効かせていて思わずクスリとしてしまう。#15〜#22あたりは個人的に興味深かった。2013/04/19

袖崎いたる

6
プログラマーの思考風景。ちょっと何言ってるのかわからない、ってことを素通りしながら読んでいると、豊穣なコードをデザインしてくれている一節に出会ったりするからありがたや。たまにぺらぺらやるのにいいかも。手っ取り早く魔術師になりたければプログラミングをやりましょう!ってスタンス。なるほどな。2021/08/19

reo

4
近年はびこるプログラミングスクールはこの人の目にどう映っているのだろう。そう思わせてくれるような、プログラマとはこういった人種であると言わんばかりのエッセイ集である。よく耳にする「プログラマに数学は必要か」の回答が、「数学が必要か否かではなく、同じ結果を違う過程で出せることそのものが数学ではないか」というもの。また、「言語の機能やライブラリを探さなくてもいざとなれば実装できるのがプログラマ、少なくともプログラマを名乗る以上は必須の条件ではなかろうか」という弾言。耳の痛いハッとさせられるアドバイスである。2021/06/12

ルミナス

3
面白かった!最初の方は言ってることが難しすぎて正直わからない部分もあったが、東日本大震災における東電の対応がなぜああだったのかや、原発の稼働に対するリスクをどう評価するかを、プログラマー的な目線で持論を展開しており、頭いい人は羨ましいなあと思う次第であった。 112ページあたりの「not creator but designer」はデザインするということの本質を突いた内容でとても勉強になった。2019/11/01

オブ犬

1
パソコンのプログラムのコードに関するエッセイ、という事でコードを知らないボクにとっては分からないところはサッパリ分からない、というのは分かった上で読んだが、具体的なコードではなくコード的な考え方の部分もあって、そこは興味深く読めた。2017/04/22

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