内容説明
儲け最優先の電力自由化、発送電分離の末に起こったニューヨーク大停電。わが国でも、再生可能エネルギーの不安定さを尻拭いする道筋をひかなければ、大停電は対岸の火事ではない。
目次
序章 NY大停電はなぜ起こったのか
第1章 停電とは何か
第2章 計画停電
第3章 電力使用制限令と節電
第4章 再生可能エネルギーの普及と大停電
第5章 発送電分離とスマートグリッド
第6章 停電に備える
著者等紹介
大嶋輝夫[オオシマテルオ]
科学技術学園(通信課程)卒業後、東京電力で100V~1,000,000Vの送配電設備の建設工事・保守・社員教育に携わり、退職後、大嶋技術士事務所を設立。電気・土木関連資格取得指導および電気・土木関連工事全般のコンサルタントを行っている。この間、日本短波放送で16年間電気技術放送講座企画幹事兼講師。著書は、オーム社、電気書院、日本教育訓練センター、日本能率協会など多数。所有資格は技術士(電気電子部門)、第1種電気主任技術者など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒とかげ
1
うーん。さすがに停電のみの知識で一冊持たせるのは無理がった。同じことの繰り返しと脱線が多い。一番わかるにはほど遠い出来だ…。2019/12/16
mittaka
1
インフラとして普段自由に使っている電気。脱原子力発電、再生可能エネルギーの普及という時代の流れの中で、電気の安定供給が脅かされているのを知って驚いた。電気エネルギーをいかに蓄えるか、そして、電気の発電量、使用量をいかに把握、制御するかに高品質な日本の電気の将来がかかっている。2014/09/06
ともたか
1
停電は怖くない。それよりも復旧した時に過大な電流が 流れて電気製品から出火することだ。 停電になったときは まず家内のブレーカーをオフに することが大切だ。2013/07/05
Toruo555
1
落雷による瞬低仕組みや負荷が発電量を上回ると何がやばいのかがわかりやすく説明されていた。後半はベストミックスや再生エネルギーの話。風力や太陽光がいまのインフラのまま増加してしまうと逆潮流の際に電圧が不安定になり大停電に陥るとのこと。ケーブルを太くしたり蓄電池を設置する対策に数百兆円かかる。火力だって安くない。そうゆう事もしっておかないと反原発とか絵に書いた餅だ。2013/07/02
てつJapan
1
東京電力出身の方なので電力よりの主張を行うかた思ったのですが、そうではなかったです。東京電力での技術部門の仕事の経験をもとに話を展開しており、おもしろかったです。 私見も多く、好き嫌いはわかれそうです。2013/06/10