内容説明
私たちは、体の中に時計を持つ。時計はいろいろなリズムを刻み、朝・夜、夏・冬など環境変化を予知し、体の機能調節を行う。なぜ心筋梗塞が朝に多いのか。実は時計と病気には深い関係がある。このリズムを制御している時計とは一体どんなものか。体内時計の謎を明らかにしていく。
目次
1 生体リズムとは?
2 時間と医学
3 親時計と子時計とは?
4 時間構造とクロノミクス
5 生体リズムが乱れると生活習慣病になる
6 健康を維持し、病気を防ぐための考え方とその対策
著者等紹介
大塚邦明[オオツカクニアキ]
1948年愛媛県伊予三島市(現、四国中央市)生まれ。1972年九州大学医学部卒業。九州大学温泉治療学研究所助手、高知医科大学老年病学教室助手を経て、1998年東京女子医科大学東医療センター内科教授。2008年東京女子医科大学東医療センター病院長 医学博士。時間医学・老年医学が専門。時間医学とフィールド医学の融合を求めている。日本循環器学会認定循環器専門医。日本老年医学会指導医。日本高血圧学会指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yori
2
★★★★☆ 第1ー3章のレビューはこれまでの生物時計研究の流れが分かりやすくまとめられてよかった。その後宇宙のリズムと人のリズムに相関がある、というところで若干納得がいかない部分も。まだ証拠が決定的じゃない気がします。黒点周期と血圧の変動が一致していると図を示しているが、これで相関していると言っていいのか、、、?と。体内時計と乱れと病気の関係は今後益々注目され対策が出来ると良いなと。2012/03/29
くじら12号
1
体内時計のリズムを整える 特に大切なのが起床後の行動で ・髪をすく、顔を洗う、うがい、歯磨き ・乾布摩擦 ・ラジオ体操 ・好きな音楽を聴く そして時計を見ることが有効 ・朝の光を浴び ・朝食をしっかり採る ・ハーブティー(緑茶、コーヒー)を飲む ・昼と夜に寒暖、静騒のリズムを付ける ・関節に刺激 ・鼓膜を音楽で刺激 ・散歩、屈伸運動 などをすると良い2016/03/20
ひなた
1
体内時計を保つことが心身を守るという趣旨の本。 <以下メモ>体内時計を整えるのに有効なのは朝食。カロリーや栄養素に関係なく、一定時間に食べるべし。夕食を遅い時間にorたくさん食べると体内時計を狂わせる。夜は真っ暗にして寝るべし。朝起きたら日光(特に青色光重要)を浴びるべし。2013/08/28
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