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大気の進化46億年O2とCO2―酸素と二酸化炭素の不思議な関係

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774147840
  • NDC分類 451
  • Cコード C3044

内容説明

酸素と二酸化炭素、この2つの物質は、地球と生命の歴史に深くつながりがある。生物によって生み出され蓄積される酸素、地球黎明期から存在する二酸化炭素。地球と生命は、この2物質によって振り回されたといっても過言ではない。酸素と二酸化炭素に隠された46億年の歴史とは?そして地球と生命の運命は。

目次

第1章 地球大気の不思議―酸素と二酸化炭素、その起源
第2章 二酸化炭素からみた気候変動史
第3章 酸素からみた生命進化史
第4章 全球凍結と酸素濃度上昇の謎
第5章 酸素と二酸化炭素の変動史
第6章 地球の運命と第2の地球

著者等紹介

田近英一[タジカエイイチ]
東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻教授。理学博士。1963年東京生まれ。1987年東京大学理学部地球物理学科卒業、1992年東京大学大学院理学系研究科地球物理学専攻博士課程修了。東京大学気候システム研究センター研究員(日本学術振興会特別研究員)、東京大学大学院理学系研究科地質学専攻助手、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻准教授を経て、2010年から現職。専門は地球惑星システム科学、比較惑星環境進化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅわっち

8
めちゃくちゃ面白かったです。著者と出版社に感謝いたします。co2問題が、大局の立場から理解できます。2018/03/31

よしほと

0
炭素循環するしくみをもっと知りたくなる本。「奇跡の地球」と言われる意味が理解出来る本。専門用語がそこそこ出てくるけど簡単な説明に留まっているので、より深く知りたい方にはこの本だけではなく他の知識も取り入れるといいかもしれません。2011/12/16

じいふう

0
★★★★ 地球の大気のO2とCO2が過去どのような変遷を遂げてきたかわかりやすく説明されていた。太陽の光度は徐々に強くなっているが、炭素循環の絶妙な負のフィードバックにより地球環境が安定に保たれてきた。大気のCO2は長期的に見れば減少しており10億年後には植物が光合成できなくなるレベルにまで低下するらしい。その時が地球の生物圏の寿命だという。2011/10/15

BluesGilimeno

0
二酸化炭素は、地球の歴史を通して徐々に減少してきた。大気、陸地、海洋の間で絶妙なフィードバックが働く。二酸化炭素濃度が高いときには風化によって炭素の吸収が進み、風化が弱まると火山活動によって二酸化炭素濃度が下がる。陸上と海洋の生物による光合成、有機物の融解、分解と中和も二酸化炭素量の変化に影響を及ぼす。第二の地球、生命誕生のために炭素循環も必要であるなら、やはり我々の存在は奇跡か。2020/03/22

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