内容説明
はじめての人に読んでほしい、科学の基礎を変えた電磁気学の新しい世界。
目次
第1章 電磁気学の歴史
第2章 静電場
第3章 電位
第4章 定常電流
第5章 静磁場
第6章 ベクトルポテンシャル
第7章 マクスウェル方程式
第8章 電磁波
第9章 特殊相対論への道
著者等紹介
田原真人[タハラマサト]
1971年生まれ。早稲田大学理工学研究科物理学及び応用物理学専攻、博士課程で学ぶ。専門は複雑系の物理、生物物理。予備校講師歴10年以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
2
First Bookシリーズは初心者に優しい本。他のテーマも活用していきたい。高校で電気関係の科目を履修する人の参考書になりそう。∇(ナブラ)は初めて知った(82頁)。発散(div)は∇・E=(∂Ex/∂x+∂Ey/∂y+∂Ez/∂z)。勾配( grad)は∇φ=(∂φ/∂x,∂φ/∂y,∂φ/∂z)。回転(rot)は∇×E=(∂Ez/∂y-∂Ey/∂z,∂Ex/∂z-∂Ez/∂x,∂Ey/∂x-∂Ex/∂y)。∇=(∂/∂x,∂/∂y,∂/∂z)(83頁)。偏微分は経済学でも出てくるので馴染みたい数式。2013/04/17
サンセット
0
個人的には発散(div)、回転(rot)、勾配(grad)の説明が分かりやすくて良かった。電磁気を俯瞰して概要を掴むには、結構良い本だと思う。ただ、例題が少なく、式も簡単に書かれているだけなので、テスト対策にはやや不十分かも。あとは、「同じ電子でも観測者によって、電場あるいは磁場しか無かったりしてしまう」というパラドックスを解決したのがアインシュタインらしい、と分かった。2013/02/08
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