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ベルヌーイ家の人々―物理と数学を築いた天才一家の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774146799
  • NDC分類 410.2
  • Cコード C3041

内容説明

確率論を築いたヤコブ・ベルヌーイ、ロピタルの定理を発見したヨハン・ベルヌーイ、流体力学を確立したダニエル・ベルヌーイ。時に衝突・対立しながら、定理や法則を発見してきた天才一家の真相に迫る。

目次

第1章 天才家系ベルヌーイ家の誕生と背景
第2章 兄ヤコブ・ベルヌーイ
第3章 弟ヨハン・ベルヌーイ
第4章 ダニエル・ベルヌーイの天分
第5章 友人レオンハルト・オイラーの超人的才能
第6章 知能の遺伝と環境
第7章 ベルヌーイ頌
第8章 ベルヌーイ家と数理科学
応用編第9章 ベルヌーイ数とリーマン予想―高木貞治『解析概論』で学ぶ

著者等紹介

松原望[マツバラノゾム]
聖学院大学大学院政治政策学研究科教授。Ph.D.(スタンフォード大学)。1942年生まれ。東京大学教養学部基礎科学数学コース卒。統計数理研究所研究員、スタンフォード大学大学院博士課程、筑波大学社会工学系助教授、エール大学フルブライト研究員、東京大学大学院総合文化研究科教授、同新領域創成科学研究科教授、上智大学外国語学部教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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phmchb

2
図書館本。φ(..)『微分の応用』蟹江幸博、技術評論社(2010)(p67)/限界効用逓減の法則(p113)/Γ′(1)=-γ (p129)/箕作阮甫(p178)//『πの話』野崎昭弘、岩波書店(1974)/『数学が解き明かした物理の法則』大上雅史・和田純夫、ベレ出版(2003)/『πー魅惑の数』J.P.ドゥラエ(著)・畑政義(訳)、朝倉書店(2001)2023/04/13

けろ

2
数式はところどころ飛ばしたけれど、中世から近代にかけてどのように数学が発展してきたかというのを感覚的に理解できたように思う。この本を読む前にちょうど統計の学習をしていて、コルモゴルフさんらによる一般化中心極限定理など学んだので、クリティカルにベルヌーイ家が関わっていたのがワクテカな部分だった。このあたりの近代数学が現代の実用数学にひたすら使われまくっているというのがおもしろい。知ってるものもある程度あったけれど、「なんやそれ」と思うことが多くて、よい本だったと思う。ただ真剣に数式を考えるとつらいかも2022/12/16

satochan

1
兄ヤコブ、弟ヨハン、ヨハンの息子ダニエル。前半は彼らの話。歴史やら業績やらの話。数式がよくわからなくても読んでて楽しい。ヘッセの奥さんがベルヌーイ家の人だったとはびっくりだった。オイラーの話も相当でてくる。ベルヌーイと関わっていた人だからだそうだ。最後らへんになるにつれて数式やらが多くなり、さらに、天才遺伝の話とかになるので、ちょっと・・・。ある程度理解してる人が読んだらやさしくて、理解してない人が読んだらよくわからない。ただ、ベルヌーイがいた時代に行ってみたくなった。2011/11/06

ノンミン

0
数学、物理等でベルヌーイという人物が何人も出てくる。 本書によってベルヌーイの整理ができ、今までのもやもや感が消えてきた。 オイラーとベルヌーイの関係の部分がよかった。天才は孤独になりがちであると思うが、ベルヌーイにオイラーというよき親友が得られたことは、お互いにとって、また、数学・物理の発展にも好結果をもたらしたと感じた。 また、現在の高校から大学初年度の微分積分学がベルヌーイの活躍した時代に出来上がったものであり、この頃の自然科学が現代の基礎になっていることに改めて感慨深かった。2015/08/26

ダージリン

0
ベルヌーイ一族は誰が何をしたのか良く知らなかったので、少し整理が出来た。ニュートン、ライプニッツからオイラー等を含め、この時代の科学史、数学史の流れもコンパクトにまとまっていて有り難い。それにしてもベルヌーイ家の兄弟間の軋轢は何とかならなかったのだろうか。2013/12/08

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