内容説明
小笠原諸島は「東洋のガラパゴス」と呼ばれ、独自の自然環境や生物進化論の見られる島である。チャールズ・ダーウィンが進化論を発想するにあたって重要なきっかけを作ったとされるガラパゴス諸島と、太平洋を挟んで対極に位置する日本の小笠原諸島では、本家ガラパゴスに勝とも劣らないすばらしい自然が見られる。では、小笠原の自然へようこそ。
目次
第1章 海洋島の生物相と進化の法則(大陸島と海洋島;ホットスポットと島弧活動 ほか)
第2章 小笠原諸島の歴史と生物の由来(小笠原の位置:北・南・西からの視点;小笠原の範囲:広大な海域に点在する島々 ほか)
第3章 小笠原諸島のユニークな生物たち(非調和な小笠原の生物相;唯一の哺乳類:オガサワラオオコウモリ ほか)
第4章 脆弱な島への生物の侵入と保護(恐れ知らずの動物たち;防御機構をもたぬ植物(武装しない植物) ほか)
第5章 世界遺産申請とこれからの小笠原(世界遺産に向けて;3つのクライテリア ほか)
著者等紹介
清水善和[シミズヨシカズ]
駒澤大学総合教育研究部教授。理学博士。1953年生まれ。京都大学大学院理学研究科植物学専攻博士後期課程修了。専門は植物生態学、島嶼地理学。1976年より小笠原諸島に通い続け、大洋島の植物の進化・生態とその保護について調査・研究を続けてきた。1994年と95年にガラパゴスで、1995年から96年にかけてハワイで野外調査を実施。現在、「樹木環境ネットワーク協会」のグリーンセイバー検定委員や「日本ガラパゴスの会」の理事などを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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