内容説明
現代社会を支える電気について、特にエネルギー(電力)としての視点からその仕組みを解説する。
目次
1章 プロローグ
2章 発電
3章 送電
4章 配電
5章 屋内配線
6章 これからの電力設備
著者等紹介
福田務[フクダツトム]
東京学芸大学職業技術科(電気専攻)卒業後、都立工業高校電気科で電気技術指導に携わり、以後、現在の東京電気技術高等専修学校勤務まで約50年間、指導を継続している。この間、NHK教育テレビで5年間電気番組講師、また現在インターネットによる(社)日本電気技術者協会「電気技術解説講座」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kouro-hou
22
電力総論。発電所で各種エネルギーを電気に変換、変圧しながら工場やご家庭の需要家にお届けまでを語る本。電気とは何かに始まって、火力原子力の効率よく回すタービン形状の話から水力発電でいかに落とす水からエネルギーを搾り取るか、送電の鉄塔規模による種類の見分け方、高圧受電設備キュービクルの話やご家庭への引き込み&配電まで語ります。範囲が広大な事もあって説明はざっくりながらわかりやすく、フリーハンド調のイラストや図(この本、写真は表紙だけ)はなかなか味があるw2019/05/02
ニゴディー
3
これは良書。 最低限の知識があれば、読むと全体の流れや各項目の解説がよくまとまっていることがわかるはず。 全く知識が無い状態だと感じ方はかわるかも知れないけれど、それでもここまで身近に感じられるようにまとめているものはあまり多くないのではないかと。 このジャンルの内容を勉強してみたけどしっくりこないことが多いという人に向いていると思う。2019/07/07
Sakie
3
発電、送電、配電、配線をバランスよく、発電所から需要家までの仕組みの概略書。今の時代のキーワードの解説は知らないものもあっておもしろい。章によって濃い薄いが感じられるが、これは私自身の知識の濃淡によるものか。2012/10/06
風見草
3
他の電力の「入門書」でも良くわからなかった自分にはちょうどよかった。変圧器や遮断器のしくみや機能も過不足なく、省略されがちな「実効値」や「無効電力」専門用語もいちいち説明してくれるので、全く素養がない人が最初に読んでもわかる一冊。発電はもとより、変電所や送電鉄塔、電柱の設備、コンセントのしくみなど全般が分かる。2012/02/17
ふわふわ
2
電力、発電、送電、配電、変電所などについて広く学べる本でした。絵や図が手書きの部分があり、分かりやすくて良かった! 2024/02/24
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