内容説明
本書はネットワークの教科書ではなく「攻略本」である。単なる技術解説ではなく、実際の現場でどう役に立つのか、なぜその知識が必要なのか、具体的な観点から「実務で使うためのネットワークの捉え方」を伝授する。実務で活かすための知識を学びたい人、手っ取り早くネットワークを攻略するための視点を養いたい人、既存の教科書本では内容が頭に入ってこなかった人に自信を持っておすすめする。
目次
第１部 ＴＣＰ／ＩＰネットワークの仕組み（全体編）（ネットワークの捉え方を攻略しよう）
第２部 ＴＣＰ／ＩＰネットワークの仕組み（詳細編）（ネットワークを活用する「表舞台」の仕組み（アプリケーション編）
パケットの送り方を制御する「両端」の仕組み（ＴＣＰ／ＵＤＰ編）
「中間」でパケットを運ぶ仕組み（ＩＰ編）
「リンク内」でパケットを運ぶ仕組み（データリンク編））
著者等紹介
五十嵐順子［イガラシジュンコ］
１９７５年兵庫県生まれ。神戸大学国際文化学部卒業。１９９８年ＮＴＴコムウェアに入社。落ちこぼれの新人時代を経て、女性では珍しいＩＴインフラ系技術者として活躍。ＵＮＩＸサーバーやネットワークに強い。多数のＰＪ経験後、ギャレリアコレクションへ転職。システム部門トップを務め、全国１０拠点を統括する仕組みをＩＴを活用し構築。現在は独立し「文系出身エンジニアの駆け込み寺」として若手の人材育成に携わる。ライフ・リバランス研究所代表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
y_nagaura
12
次の職場で必要になりそうなので。 「いちばんやさしい」とのことですが、そんなにやさしい印象がありません（汗） 『本書はネットワークの教科書ではなく「攻略本」である。』とありますが、初心者向けの概説に留まっており、攻略できるようにはなりません。 巻末の読書ガイドをもとに、引き続き勉強しようと思います。2019/01/04
majiro
5
いちばんやさしい、という表題には偽りなしと思った。縦書きはどうなんだろうな〜とか、図がもうちょっとあればな〜とか、思ったけれど、でも迷える多くの人を救う力のある本であることには間違いない。2014/10/13
デビっちん
4
多くの技術解説書は、「できる人」の見えているネットワークの世界が書かれている。本書は、「できない人」実務で使うためのネットワークの捉え方を初心者にもわかりやすく解説した攻略本。単純化、個別化、関連性の3つのメガネを通してネットワークの全体像を解説。ネットワークは集合体のつながり。一定のモノサシを通して個別の観点で捉え直し、分割したり特徴を理解できるようになる。具体例や図がとてもわかりやすかった。3つのメガネは、他分野で使える気がする。2014/10/18
issy
2
何となくわかってたつもりだけどちょっと曖昧だった知識をわかりやすく整理・再確認させてくれ、個人的にはちょうど良い本だった。ITエンジニアの入門書としてだけでなく、ネットワークの仕組みは「知ってるつもり」な人にもオススメ。2010/02/21
みんと
2
普通、この手の本は読んでもちんぷんかんぷんで投げ出してしまいたくなるが、ネットワークに関して苦手意識を持っている人でも、興味が湧くように、非常にわかりやすく説明されており、まさに攻略本なのである。知識を得ておけば実務でも役に立つ。TCP/IPネットワークの仕組み、ネットワークの世界を頭の中で思い浮かべられるようになります。2010/02/10
