内容説明
ふと行きたくなる場所、それは温泉。手ぬぐい一本で湯に浸れば、全身至福の開放感に包まれて、何と心地よくなることか!しかしこれは気分の問題ではない。温泉の効果は科学なのだ。温泉の恵みはどこから来たの?温泉は一体どう効くの?ほっこりできるのにはワケがある?…なぜ温泉が私たちを惹きつけ、実際に癒しを与えるのか、温泉と自然・脳・体の関係を本書で探ってみよう。
目次
第1章 「温泉科学」の誕生と医療効果
第2章 温泉の起源と掘削技術
第3章 温泉を科学していない温泉法の功罪
第4章 高温の温泉に棲む生物がいる
第5章 予防医学としての「湯治」という文化
第6章 脳科学でわかってきた温泉の新たな効能
第7章 温泉の分類と入浴法の科学
第8章 癒しを与えてくれる風呂の造りと設え
著者等紹介
松田忠徳[マツダタダノリ]
1949年、北海道洞爺湖温泉を産湯に生まれ、混浴の共同浴場を揺りかご代わりに育つ。東京外国語大学大学院修了。文学博士。旅行作家、札幌国際大学観光学部教授(温泉学)。温泉学の第一人者で、全国の温泉地活性化の指導を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki Nishizumi
6
著者がつねづね主張している循環風呂の問題ばかりでなく、引き湯、自家源泉についての説明、あるいは酸性湯とアルカリ性湯の違いの解説、かけ湯・湯治の効用説明もあり、温泉のウンチクがどんどんたまってくるな。2014/12/23
seu
2
産湯は洞爺湖温泉という温泉教授・松田忠徳氏の本。泉質の見極め方。2011/05/17
Hiroki Nishizumi
2
温泉行くぜ、源泉かけ流し!2021/05/06
かもはし
1
普段イメージしている温泉が大変貴重な存在だったとは2015/02/07
chayamar
0
面白いが、やや筆者の主観が入っている気がする。2019/07/31
-
- 和書
- サイパンの桜