内容説明
食物、医薬品、衣料品、はては電気器具に至るまで、日常生活は化学物質で支えられている。ビタミン、ミネラル、アミノ酸…消臭、殺菌、漂白剤…日ごろ気になるあの言葉を、化学の基礎理論に立脚しながら、楽しく解説していく。
目次
第1章 食品の化学
第2章 健康の化学
第3章 色・光・香の化学
第4章 家庭薬剤の化学
第5章 高分子の化学
第6章 環境・資源の化学
第7章 ナノテクの化学
第8章 危険物の化学
著者等紹介
齋藤勝裕[サイトウカツヒロ]
1945年新潟県生まれ。東北大学理学部卒。東北大学大学院理学研究科博士課程修了。2009年4月1日より、名古屋市立大学特任教授、名古屋産業科学研究所上席研究員。理学博士。専攻は有機化学、物理化学。超分子の研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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空箱零士
4
まあじっくり読めば、何言ってるのかはなんとなく分かりますが、それって「端的、簡明、平易に説明」出来とらんやんけー! ってなる奴ってことですよ。しっかし、化学と化学式・構造式が切っても切れない関係なのは分かるけど、こういう本を手に取る読者って、僕も含めてそういうのよく分かってない人じゃん。そうじゃなくて、「それってつまり、どういうことなんだってばよ」ってことを知りたくて。まずその辺をもう少し噛み砕く、つまり「端的、簡明、平易」に説明しようと骨を砕くのがこういう本の役割なんじゃないの? って、思ってしまった。2018/05/26
ねええちゃんvol.2
2
★★★有機化学、無機化学の雑学。なつかしく読みました。ダイナマイト工場に勤めていた心筋梗塞を持病に持つ工員が、工場では一度も発作を起こしたことがない、というところからニロトグリセリンと心筋梗塞の関連が発見された:昔習ったかもしれないが、へえ!!でした。2012/01/05
のりみつ
0
基礎知識と言っても、化学ⅡB〜大学基礎レベルの知識が前提になっている気がします。 ⅠBまでしか学んでいない私には些か難しく思えました。 ニトロ基くらいは覚えてましたが2013/03/02