内容説明
太陽、月、惑星さらには恒星などは一体どのように配置されているのだろうか?古代ギリシャの時代から今日に至るまで、多くの人々が宇宙の構造の問題に取り組んできた。そうして、時代とともに宇宙の理解は拡がっていった。それぞれの時代の人々がどのようにしてこの問題に取り組み、今日の宇宙の姿が得られるようになったのか?宇宙地図拡大の歴史を解説する。
目次
序章 はじめに
第1章 地面は平らなのか?丸いのか?
第2章 回っているのは天球なのか?地球なのか?
第3章 地球が中心なのか?太陽が中心なのか?(古代)
第4章 地球が中心なのか?太陽が中心なのか?(中世)
第5章 太陽系=宇宙のサイズを決める
第6章 年周視差を求めて
第7章 より遠くへ
第8章 天の川銀河の構造を探る
第9章 スペース位置天文学
著者等紹介
矢野太平[ヤノタイヘイ]
大阪府豊中市出身。京都大学理学部宇宙物理学科卒業。大阪大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了、博士(理学)。現在、自然科学研究機構国立天文台助教。専門は位置天文学。世界最高クラスの10万分の1秒角精度での星の位置測定を可能にする位置天文観測衛星JASMINEの検討・開発を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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