内容説明
日本発のスゴイ技術、それがiPS細胞。この技術を使えば、体の一部から、あなたのエッセンスがギュッと詰まった細胞を作り出すことができるのだ。理論の上では、あなたの複製を作り出すことも可能だという。おぉ、なんて素晴らしい技術!しかし…これは今までのクローンと何が違うんだろう?現在までの研究を振り返りながら、誰もが感じる疑問を解き明かし、iPS細胞がもたらす劇的な医療技術革新を、いっしょに学んでみよう。
目次
第1部 iPS細胞の誕生(臓器の機能を回復させる医療;人間の体ができる仕組み;再生医療とは何なのか ほか)
第2部 万能細胞と再生医療の現場(創薬研究への応用;遺伝子組み換え動物の限界;細胞シート工学 ほか)
第3部 万能細胞その可能性と課題(幹細胞を用いた医療がもたらすもの;再生医療実現までに解決しなければならないこと;日本におけるヒト幹細胞を用いる臨床研究 ほか)
著者等紹介
中西貴之[ナカニシタカユキ]
1965年、山口県下関市彦島生まれ。山口大学大学院応用微生物学修了。現在、総合化学メーカー宇部興産株式会社有機化学研究所で鋭意創薬研究中。日本質量分析学会、日本科学技術ジャーナリスト会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
1
2008年に出た本なので最新の応用については触れられていないけれど,別冊Newtonや日経サイエンスで省略していた話がぎっちり載っている万能細胞の本.トピックスに関して文献がきちんとおさえられているのも,勉強になる.万能細胞を軽く知りたい人向けではなく,サイエンスに飢えている理系におすすめ.2012/11/08
てぃにー
1
医療ではないとはいえ、生物系の身でここまで知らなかったとは恥ずかしい…でももっと進歩してそうだしまだまだ勉強不足ですなあ…2012/08/19
TsumuRi
1
EP細胞、iPS細胞と再生医療について。理系だけど not 生物屋なのでちと難しかった。てかボリュームの半分以上を占める実験についての記載はもうちょっと書きようがあったのでは、と思う。今後の展望を述べた部分は面白い。//拒絶反応のない移植を行えるのは治らない病気を抱える人にとっては朗報だし素晴らしいと思うけど、老化を拒絶して身体の全取替えとかしちゃう金持ちの老人とか出るんじゃないかなあと妄想して薄ら寒くなった。2010/06/14
ネコタ
0
2008年の本なので最近はもっと新しい情報があるでしょう。内容について詳しく知りたい人は欄外にその技術についての論文の紹介もあるのでその論文を検索したらよいでしょう。日本の特許面の弱さをなんとかしなきゃというのを感じている人がたくさんいるようです。2014/07/02




