内容説明
基幹系からWeb2.0まで急速な勢いで浸透していくオープンソースソフトウェア。人気の理由はどこにあるのか、噂の実力は本物か、今検討している事案に適用可能か、本書はオープンソースソフトウェアに長く携わってきた筆者2人があらゆる疑問にお答えします。
目次
第1章 なぜOSSが利用されるのか
第2章 代表的なOSS
第3章 広がるOSSの採用
第4章 OSSミドルはどこまで使えるのか
第5章 OSSの課題
第6章 データで見るOSSの導入実績
第7章 OSSを効果的に活用するには
著者等紹介
濱野賢一朗[ハマノケンイチロウ]
2005年にリナックスアカデミーの学校長に就任し、現在、日本OSS推進フォーラム人材育成部会などに参加するほか、SambaやPHPなどのオープンソースコミュニティ活動にも携わる
鈴木友峰[スズキトモミ]
1988年に日立製作所入社。1999年からリナックス・OSS事業の立ち上げに従事し、現在OSSテクノロジセンタ担当部長。日本OSS推進フォーラムなどでOSSの普及拡大のため活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tatsuya Sato
1
古い本だけど、OSSについてわかりやすく書いてある。最終章では、効果的に活用するにはソースコードを理解する技術力が必要といった見も蓋もないけど事実が言われている。普及には単に良い製品であれば良いわけではなく企業のニーズが絡んでくるといった状況やOSSのベンチマークの数字を出したりと、面白い内容だった。2020/08/28
ころすけ
0
ちょっと古い本だが、今でも十分参考になる。Linux が急激に普及した理由と、それが OSS ミドルには適用されないという話は、なるほど納得。もう少しライセンス関係からのアプローチも欲しかった。2013/08/11
tabutabu
0
オープンソースソフトウエアを理解する必要があって読んだ。一般的なオープンソフトウエア紹介、現状、将来の展望が記載されている。まったく知識がなかったので、大変役にたった。2012/01/26
kojinose
0
OSSをとりまく状況と、これからの課題が参考になった。ただこの本が発行された2007年より、現代ではさらに普及していると実感しているので、OSSの社会的な重要度の高まりはとどまることを知らないように思える。そのときに基本的な事柄をざっと俯瞰したり、ユーザー/ベンダー/技術者などの立場別にOSSに対するつきあい方を整理するのに、この本は役に立つかもしれない。2011/12/03
ヒロ
0
ベンダー依存に陥らずに、自立した技術力を養い、さらにコミュニティに参加することにより貢献する。主導権と自立性が鍵。2011/02/04