「人見知り」は案外うまくいく―不器用な自分のままで仕事と人生がうまくいく方法

吉岡 英幸【著】

技術評論社（2006/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 213p／高さ 19cm
• 商品コード 9784774128702
• NDC分類 361.4
• Cコード C0036

内容説明

「人見知り」は対人関係の弱みなんかじゃない。自分を変えようと努力したり、仕事のうえだけはせめて社交的にふる舞ってみたり、もう、そんな無理はやめましょう。人見知りする人が、本当にやりたい仕事をやってとことん自分らしい人生を送る。「超」人見知りな著者だから書ける人見知りする人のための成功術。

目次

プロローグ　人見知りは欠点と思っているあなたへ
第１章　人見知りと社交的どっちがうまくいく？―アツクルシイ超社交的の正体を暴く
第２章　“超”人見知りの方が人間関係がうまくいく―本当は誰よりも人にやさしい超人見知り
第３章　“超”人見知りの方が仕事がうまくいく―こんなにすごい超人見知りの仕事力
第４章　“超”人見知りの方が人生がうまくいく―とことん自分らしく、そして尊敬される生き方
第５章　ワンランク上をいく“超”人見知りになるためには―超人見知り的人間力の磨き方
第６章　あなたの隣の“超”人見知りとのつき合い方―超人見知りとの関係で悩んでいるあなたへ
エピローグ　すべての無理してる人たちへ

著者等紹介

吉岡英幸［ヨシオカヒデユキ］
１９６３年神戸市生まれ。８６年神戸大学経営学部卒業、リクルート社入社。人材輩出会社として名高い同社にてデキの悪さでは群を抜き、２００３年人材排出されて独立。同年株式会社ナレッジサインを設立。代表取締役に就任。ファシリテーション技術を活かした『ナレッジワークショップ』という独自のサービスを武器に、ＩＴ業界を中心として教育やコンサルタントの分野で活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[真香@ゆるゆるペース]

図書館本。子供の頃から人見知りな自分。今はもういい大人なのでそう見えないように振る舞っているけれど、人間の本質ってそう簡単に変わらないから、心を開いて付き合える人は限られている。そんな自分からしたら社交的な人ってすごく眩しい存在で、見習って自分も人脈をもっと広げなきゃってこれまで思っていたけれど、社交的だからといって人間的に優れているとは限らないと知り、ハッとさせられた。無理に変わらなくてもそのままで良いんだよって肯定してもらえたような、背中を押してもらえたような感じ。これも個性の一つということで…

2018/09/22

[ようちゃ]

超人見知りでファシリテーターという司会業をしている著者。人見知りは直すべきマイナスイメージばかりある社会だけど、裏表がない、人をランクで見ない、好奇心が強い、クリエイティブな才能を持つ等、良い面もあるのだから無理して変わらず大事にしよう、その個性と社会の接点を見つける努力をしようと言う。人見知りだからそうなのかは分からないが、そのままでもやっていけそうな気はする。対照的に、人見知りが陥りがちな超社交的な人間についての記述が面白い。自己主張が強い、紹介魔のような空回りな人間にならないよう、気を付けたい。

2014/10/17

[にゅ]

私は人見知りではないが、読んだ本の関連本として読了。人見知りがいかに世の中を生き抜けばいいかが書かれている。データ等を用いてのロジカルな書きぶりではなく「人見知りってこういう感じだよね」といった感覚的な書きぶり。あまり深い内容が書かれているわけではないが、自信をなくしがちな人見知り勢を温かく励ましている。メンタル強者や器用な人は、本当は自分に合ってなくて早めに方向転換した方が良い様な場合にも何とか耐え抜く。やり切る。ので、結果的に合わないことにはすぐ挫折する人見知りよりやりたいことから遠ざかるという罠。

2020/06/07

[mitya]

著者のように超人見知りな自分も、「人にレッテルを貼らない」「好奇心が強い」「人を大切にする」など、いいところ結構あるじゃない、とものすごく肯定された気分になりました。仕事でも人見知りのいいところは存分に発揮できるようなので、頑張っていきたい。

2014/03/16

[BEAN STARK]

『一対一に弱い。心を許している友人ともビミョーな距離感がある。３人以上だと全然違う』って所、すごくあてはまる。

2012/05/15