内容説明
近藤誠一・元文化庁長官の「日本人」を探る知への旅。
目次
伝統的な礼法や所作にみる日本人の特性(小笠原敬承斎・宇津木安来)
日本人と人情(柳家さん喬)
日本人にとって美しさとは(高階秀爾)
日本人の科学する心とは(野依良治)
日本人とVR(仮想現実)(廣瀬通孝)
茶の湯に見る日本人のこころ(熊倉功夫)
西欧芸術と日本人―ロンドンの舞台から見た日本人論(吉田都)
日本の工芸と西欧の工芸―その違いにみる日本文化の本質(内田篤呉)
先住民族にわれわれは何を学ぶか(月尾嘉男)
明治維新期のアメリカに見る日本人像(マーティン・コルカット)
海外から見た日本の魅力(グレン・S・フクシマ)
ポストコロナ時代の欧州ファッションの行方(リシャール・コラス)
日本古典と感染症(ロバート・キャンベル)
医療現場から見た日本人論(堀江重郎)
日本人にとっての生と死(玄侑宗久)
建築と文明―ポストコロナの建築を問う(隈研吾)
日本人とキリスト教(前田万葉)
美しき日本の再生について(アレックス・カー)
日本人であることの意識(加藤登紀子)
著者等紹介
近藤誠一[コンドウセイイチ]
1946年神奈川県生まれ。東京大学教養学科卒、1972年外務省入省。在米国日本大使館公使、OECD事務次長、外務省広報文化交流部長などを経て、ユネスコ大使、駐デンマーク大使、文化庁長官を務め、現在は近藤文化・外交研究所代表、外務省参与。国際ファッション専門職大学学長。北海道・東川町芸術文化振興プロジェクト参与。2013年の富士山の世界文化遺産登録に力を注いだ。フランスレジオンドヌールシュバリエ章受章(2006年)、平成28年度瑞宝章重光章受章。平成27年度日本アカデミア賞(国際部門)受賞、平成29年度情報文化賞国際芸術賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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