感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
68
戦後の家庭事情も踏まえた現実主義的言動。率直な物言いと生き様が、時に貧乏くじと思われる”迂回”の果てのIAEA事務局長職就任に活かされた気もする。2年間の死闘、氏の執念はお見事!国際機関の要職の意味・意義。ラオス赴任時の生死の狭間のような体験も、もれなくその執念に繋がっている感。巻末に記載された世界の政財界からの弔文。本文で散見されたJ.Bolton氏との交流を踏まえた同氏からの手紙は印象的。道半ばだったのかもしれないが、『奥様のあとがき』に滲む人柄。「結婚20年目の贈り物」の件はグッとくる。2020/12/21
スワヌンハ
5
凄い良書です。外交官志望の方は一読すべき。難しい描写も少なくわかりやすいので中高生でも読めます。ワシントンやベルギーでの勤務が数ページ程度に抑えられているのには驚きましたがそれだけ密な人生だったのだと納得です。外交官なんて花形と思っていましたが命の危険を伴う危険な仕事で日々緊張の連続だということがわかります。ビッグネームが続々登場しますが普通の家の出ということで庶民同様の萎縮をしたり緊張はとても共感できます。一読の価値ありです。2020/11/04
しびぞう
1
一度もしおりを挟まず、日をまたがずに一冊を読み終えたのはいつ以来だろうか。2021/12/21
Maitake
1
★★★★★2020/08/23