内容説明
医療現場の最前線で診療に当たる泌尿器科の異才・堀江重郎が、さまざまな分野の賢人たちと「いのち」について語り合う。
目次
宗教哲学の視点から人の生死を考える(山折哲雄)
悲しい母から幸せな母へ(金澤泰子)
生きている間は、懸命に生きる(三木卓)
ひとり一つの天命を生きる(やなせたかし)
父母を語れば(太田治子)
人生は食にあり(金田正一)
心と病に効く「笑い」(林家木久扇)
高齢化社会と健康長寿のあり方(谷垣禎一)
日本の医療制度を考える(柳澤伯夫)
泌尿器科の最前線より(棚橋善克)
医療の急先鋒が目指すユートピア(武藤真祐)
生物学が解明する生命現象の本質(森和俊)
潜伏キリシタンが紡いだいのちの系譜(前田万葉)
自然に生きる(玄侑宗久)
著者等紹介
堀江重郎[ホリエシゲオ]
1960(昭和35)年、東京生まれ。泌尿器科医。日米の医師免許を取得し、分子生物学、腎臓学、腫瘍学、内分泌学について研鑽を積む。日本で初めてメンズヘルスクリニック、および大学病院の医師による在宅医療を開設。現在、順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学主任教授。日本抗加齢医学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Rico
1
いただいた本、面白かった。医療の問題、財政、哲学、宗教などがそれぞれの分野の知識人との会話の中で浮かび上がっていて、刺激的。異業種対話、大事。堀江先生が、患者さんと治療で話す、という枠組み以外で話す楽しさに触れられていたのも、印象的。2019/02/08
ikatin
1
これも少しずつ読み進めて年明けに読了。これだけの対談が出来る事自体が泌尿器科医として素晴らしい。堀江先生の造詣の深さに脱帽です。2019/01/01
sen
0
いのちに関する事を中心に、それぞれ分野が異なる活躍されている方々との対談集。インタヴューアが医師なので、軸もぶれず色々な話を知れてお興味深かった2019/11/24