内容説明
フィンランド・ラップランド地方につたわる伝承をもとにしたオーロラときつねとねこがおりなす物語。ねこの目はオーロラ色?神秘的なあの輝きはどこからきているの?そんな疑問には、こんなおはなしがあります。サンタ・プロジェクト協力の絵本。
著者等紹介
三木卓[ミキタク] [Kangas,Kirsi‐Klaudia]
詩人・作家・童話作家。1935年、静岡市出身。73年に小説「鶸(ひわ)」で芥川賞受賞。2007年、日本芸術院賞恩賜賞受賞
カンガス,キルシー・クラウディア[カンガス,キルシークラウディア]
フリーランス・ジャーナリスト、画家。24年間ラップランドで暮らす。その間、ラップランド観光ガイド、サーミ博物館ガイド、ネイチャーガイドとして働くと同時にサーミ語の教科書の挿絵を担当。TV脚本家の勉強を修め、TVジャーナリストとしての職歴有。夫、3人の成人した子供と暮らす。現在、中部フィンランド在住、子供保護のためのボランティア活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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野のこ
11
豊かな色彩と鮮やかなコントラストが素晴らしく、特にオーロラの大胆な曲線と星空に輝くその神秘的な美しさは額にして部屋に飾りたいほどでした。きつねのしっぽから導かれる夜空の道が幻想的。冬は太陽の出ないラップランドですが、サラちゃんのお家からオーロラが見えるなんてうっとりです。寒くて暗い土地ならではにインテリアや小物、衣類までもが暖色系やハッキリした色使いなのもトキメキました。青いリュックに赤いハートもとってもキュート。サラちゃん、ひとりと一匹のハイキングは危ないよー!でもへこくん、大活躍だね。2017/01/25
rie
0
冬には1日中太陽が昇らないラップランド。地平線の向こうに姿を隠すおひさまにかわって美しいオーロラが空をいろどる光景が文と絵の両方から伝わってくる。厳しい自然と隣り合わせの地で、動物と人間がより近い距離で生きている印象を受けた。クリスマスにしかとべないというトナカイのエピソードや、オーロラにまつわるきつねのしっぽの言い伝えは幻想的で興味深かった。2015/04/20
シャムネコさん
0
ラップランドの暮らし、オーロラ、夜のない夜、サーミ族、トナカイ、キツネ2021/12/14
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