天使の正体―ダウン症の書家・金澤翔子の物語

天使の正体―ダウン症の書家・金澤翔子の物語

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  • サイズ A5判/ページ数 166p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784774004136
  • NDC分類 728.216
  • Cコード C0071

目次

第1部 母の詩(障害者の母の一大事業;心に刻まれた言葉;あっぱれな子 ほか)
第2部 星の書(「微笑」;「青葉闇」;「一以貫」 ほか)
第3部 月の書(「念彼觀音力」;「般若心経」;「般若心経」(翔子十歳の時の作品) ほか)

著者等紹介

金澤泰子[カナザワヤスコ]
1962年明治大学入学。在学中に歌人馬場あき子に師事。能楽「喜多流」の喜多節世、書道「学書院」の柳田泰雲に師事。1990年東京・大田区に久が原書道教室を開設。1998年書道「泰書會」に入会・柳田泰山に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Nishizumi

4
今の自分では受けとめられない気がした・・・ ―― 翔子を育てて獲得した、私の想いはひとつ。”この世は優しさに充ち充ちている”。 ―― いつ死んでもいいけれど、今は死ねない。 ―― 魂の在り棲が違う翔子の書に、私の書はかなわない。 そして引用された寒山詩、生きては有限の身となり 死にては無名の鬼となる2014/10/27

わをん

3
ダウン症の書道家、翔子さんのお母様が書かれている本。すごい。3部構成で1部は翔子さんのお母さんの思い。2部は、雑誌に掲載した書とお母さんの1言。そして3部!書のある先生と出会ってからの作品と先生の1言。1部も2部もすごいけど、3部は1ページ1ページに感嘆の溜息が出る。なんという才能。神々しい天使です。2025/01/13

流浪のクロ

1
とある待合室で、たまたま手に取って読んでいたら止まらなくなり、後日再読しました。ダウン症の書家、翔子さんのお母様が娘さんについてのエピソードを綴っています。純粋な心を持ち、優しい翔子さんのひととなりがわかるエピソードです。後半は翔子さんの作品とお母様が書いた文章になっていて、その力強い作品に感動しました。そしてダウン症児を授かった事に絶望していたお母様がその事も正直に書いていること、それでも今の、翔子さんをあふれる愛情を持って暖かく見守っているそんな気持ちになっている事に頭が下がります。2015/04/12

飯田良智

1
お母さんの言葉がズシンと胸に落ちてきます。これはすごいなー。そして、後半、最後の作品には驚き意外にありません。自分も少し書道かじってるんで、いったいどこまで狙って書いているのか不思議でなりません。凄まじいエネルギー。そして、その美しさ、まとまり、本当に本人が意識して作ったものなのか?ほんとすごいです。実際に書いているのを見てみたいです。2013/12/18

pakod

1
「この世は、優しさで充ち充ちしている」・・・・ 「生きている限り、私は渾身の力で翔子を愛する。そして、死して後もなお、この宇宙の一隅に潜んで、全霊を尽くして、翔子を永遠に見守る。」・・・・ 親はここまで強くなれるのか…・ 2012/01/11

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