内容説明
名作と神奈川の風景にヒロインの姿を求めて。32人の女ごころが綾なす物語。
目次
炎のように(桜の花が咲く頃に―安西篤子『化粧』(鎌倉市)
白檀あるいは物語の魔―篠田節子『妖櫻忌』(鎌倉市)
妻の気持ち―横光利一『春は馬車に乗って』(葉山町)
女であること―円地文子『朱を奪うもの』(逗子市) ほか)
風のように(夕日が美しすぎて―川端康成『千羽鶴』(鎌倉市)
華やかに少女は行く―神西清『鎌倉の女』(鎌倉市)
友だち幻想―角田光代『対岸の彼女』(横浜市)
白いワンピースの少女―山川方夫『夏の葬列』(二宮町) ほか)
著者等紹介
原良枝[ハラヨシエ]
横浜生まれ。國學院大學文学部文学科卒。昭和57年テレビ神奈川に入社。社員アナウンサーとして12年間勤務。平成6年退社、フリーに。現在、国や自治体が主催するシンポジウムのコーディネーターのほか、「ことばの力」をテーマにした講演を学校などで行うとともに、神奈川県内の公立中学校の国語科教職員を対象に、朗読研修講師も務めている。また、アロマテラピーアドバイザーとしても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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