内容説明
束帯と十二単、また貴族の生活の中から少女の汗衫と、旅姿としての壷装束、時代が少し下がって桃山期の武家女房の装束等、五点の着装順序を御紹介することにより、その時代々々にあらゆる背景を擁しながら、ファッションとして生まれた装束のすばらしさを認識してもらいたい。
目次
水干姿の白拍子
汗衫
壺装束
打掛・腰巻姿
束帯
十二単
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうら
5
古典を読めば必ず出てくる人々の衣裳。しかし実際着るのは本当に大変。人の手を借りなければこの本で紹介されている着付けは難しい。これを着られる人々は、やはり限られた人たちなのね。面白かったのは袴。一度はいて丈を確認したら、そのまま下におろして単の着付けをするところ。全ての手順に無駄がない。着付けをする方の手際が素晴らしい。十二単など単を持つ指にまで順番があるのに驚き。2021/02/13
よみびとしらず
4
写真がちょっと見づらい。結局帯どうなってんの……?(´・ω・`)でも織りで表現された紋とか、薄絹の質感などはやっぱり美しい。汗衫の衿を垂領の形にするのかわいいな。一生に一度くらいは十二単着たい。2018/08/19
及川まゆみ
3
とてもわかりやすいです。特に汗衫があるのは助かる方も多いはず。2012/11/20
hrn
3
汗衫(かざみ)や打ち掛け、水干の着付け資料は貴重かも。2011/01/21
しのぶ
2
紹介されてる装束は水干・晴の汗衫・壷装束・打掛・打掛(腰巻姿)・文官束帯・十二単。2011/06/06