内容説明
世界の現状を見ると左翼の復活は緊急不可欠だ、とする著者は、北朝鮮―日本関係をテーマに、「だが、どのように?」と問う。北朝鮮の金父子体制の批判的分析もないままに有効性なき旧来の理論にしがみつく日本進歩派と左翼の理論的停滞を内側から撃ち、来るべき東アジアの未来を展望する。
目次
金正日の拉致謝罪
九〇年代の北朝鮮
在日朝鮮人の北朝鮮帰国
抗日パルチザン部隊の指導者・金日成
朝鮮民主主義人民共和国の建国と朝鮮戦争
重工業優先、農業集団化
金日成個人独裁
党の唯一思想体系確立のための十大原則
金父子体制
金日成・金正日の対外工作
金日成・金正日による朝鮮総聯支配
金正日の軍事独裁体制
著者等紹介
渥美文夫[アツミフミオ]
1940年、大阪府生まれ。日本を含む21世紀の東アジアの政治経済に強い関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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