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内容説明
イラク戦争と同時期にフランスで放送されたラジオ番組「哲学の金曜日」。11項目に及ぶ必須の現代的課題をめぐって展開される思考の、しなやかな躍動感。
著者等紹介
ナンシー,ジャン=リュック[ナンシー,ジャンリュック][Nancy,Jean‐Luc]
1940年生まれ。ストラスブール・マルク=ブロック大学名誉教授。特にハイデガーが解明した実存の二重性をなす共存在・共同性と独異性・単独性の共有=分割(パルタージュ)という問題系を徹底化させることで、西洋形而上学・存在神論における身体性やテクネーの否認を脱構築し、出来事が真に到来しうるような世界、表象作用に還元されえないイマージュが現前しうるような世界、絶対的に切り離された単独者が、その絶対性=分離性のままに、“芸術的に”、触れ合うことが起きるような世界の創造―主体ならざる自己の自己触発、無カラノ創造―の可能性を素描し続けている
大西雅一郎[オオニシマサイチロウ]
1955年生まれ。東京大学大学院博士課程中退、パリ第一大学留学、現在成蹊大学教員。フランス現代思想・文学専攻
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