ラテンアメリカ文学バザール

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784773800012
  • NDC分類 960.2
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ラテンアメリカの現代文学は、なぜ、かくも人びとの
心を惹きつけるのか。
メキシコのルルフォ、キューバのアレナス、アンデス
のアルゲダス、そしてあの大陸を離れ外部からの眼差
しも交えて自己の土地を凝視するセプルベダやレイロ
ーサなどの若い世代の作家を意欲的に紹介する杉山晃
の、『南のざわめき』に続く第二評論集。

第1部 ラテンアメリカの作家たち     7

1 ガルシア=マルケス――友情と銃弾   8
2 バルガス=リョサ――笑いと反逆     15
3 ルルフォ――荒涼たる風景        22
4 プイグ――老いと死           28
5 アレナス――苦難の日々         33
6 ボルヘス――書物と闇          38
7 コルタサル――聖なる時間        46
8 イサベル・アジェンデ――あふれる物語  51
9 カルペンティエル――旅と魔術       58
10 ビオイ=カサーレス--幻と狂気     63
11 オクタビオ・パス――強靭な知性     68
12 ネルーダ――すべてを詩に        73
13 ブライス=エチェニケ――饒舌な語り口  79
14 オネッティ―― 強力な磁場        83
15 フエンテス――仮面と鏡          87
16 アルゲダス――ふたつの文化の狭間で   92
17 アストゥリアス――新しい小説の夜明け  99
18 ドノーソ――ブームの時代       105
19 マルティ――詩と独立運動       112
20 セプルベダ語/
パチェーコの鮮やかな戦略/ペドロ・シモセの詩集/スコルサの『ラ
ンカスのための弔鐘』/
クロリンダ・マットの『巣のない鳥たち』/ビクトリア・オカンポの
詳伝/
ペリ=ロッシの淫靡な妄想/ロア=バストスの独裁者小説/
ルベン・ダリーオの新しい文体/レサマ=リマの栄光と哀しみ/
ベネデッティのコラム集/ロペス・アルブーハルの官能的な小説/
マストレッタの恋愛小説/ラウラ・エスキベルの調理場/レイローサ
の白日夢

あとがき     191





内容説明

かくも楽しく、切なく、魅力的なラテンアメリカ文学の秘密に迫る。

目次

第1部 ラテンアメリカの作家たち(ガルシア=マルケス―友情と銃弾;バルガス=リョサ―笑いと反逆;ルルフォ―荒涼たる風景;プイグ―老いと死 ほか)
第2部 ラテンアメリカ文学の周辺(ペルーでの日々;アルゲダスとハサミの踊り手;小説と映画;日本文学の翻訳;コラム集)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三柴ゆよし

11
ラテンアメリカの主要な作家の作品・エピソードを紹介するだけでなく、日本文学の翻訳事情についても触れていて興味深い。ラテンアメリカ圏では春樹、ばなななどの若い(?)作家はおおむね不人気で、川端、谷崎、三島などの「日本的」な作家が好まれる傾向にあるらしい。なぜなら、「どこにでもあるような世界が描かれている」のは面白くないから。僕らがラテンアメリカの文学に奇異なるなにか(興味本位のエキゾチシズムだけではなく)を求めるように、あちらも日本の文学に同じものを求めている。文学って面白い。2009/09/27

あなた

11
マルケス、リョサ、ルルフォ、プイグ、アレナス、カルペンティエル、オネッティなどラテアメ主要文学者が一望できる。しかも、彼らの奇態なエピソード満載。オカンポからジョン・レノンのかつらをかぶせられそうになり逃げ惑うボルヘス。百年の孤独のブエンディア大佐が死んだ場面を書いたあとでベッドで2時間泣きつくしたマルケス。変身を読んでこれなら俺にも小説が書けると想ったやはりマルケス。カフカについてはフエンテスとクンデラの問答もおもしろい2009/08/10

にんにん

0
ラテアメの代表的な作家達の、それぞれの代表作をおおざっぱに紹介しつつ、作家の出来るまで、作品の出来るまで、その時代背景を簡潔に書いてある。ちょっとした伝記事典の趣だ。ホルヘスやガルシア・マルケスなど有名な作家についての知識はあっても、なかなかそこまではと思う情報もあって面白かった。白人が侵略後移住したものの、本国から見れば、その白人達も植民地の人。インディオとの軋轢、摩擦、本国への憧憬とコンプレックス。政情不安で混乱する内、文化もなにもすっかり離反し取り残されていった人々の苦悩ともがきの過程がよく見える。2016/05/10

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