内容説明
さきがけ文学賞受賞。秋田魁新報連載小説。『ただの一本でいい。血の通った線が引きたい』31歳の若さで逝った書家・刈屋翔山。書くことだけに残り少ない命を燃やした晩年を重厚なタッチで描いた珠玉の作品。
著者等紹介
福明子[フクアキコ]
昭和32年神奈川県に生まれる。横浜国立大学教育学部卒業。現在小学校に勤務。日本児童文芸家協会会員。入賞経験。『墓―書人刈屋翔山の顛末』によりさきがけ文学賞(正賞)受賞。他に、振媛文学賞(第二席)・浦安文学賞(佳作)・神奈川県勤労者文芸コンクール(第一席・二席)・熊野の里児童文学賞(大賞)・カネボウミセス童話大賞(優秀賞)・毎日新聞小さな童話大賞(佳作)・ヴィックス・ヴェポラップおやすみ童話(優秀賞)・家の光童話賞(優秀賞)・伊東静雄賞(奨励賞)など
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