内容説明
負の世界遺産「アウシュヴィッツ強制収容所」の完全ガイド。同博物館所蔵の貴重な記録写真65点をはじめ、多数の写真・図版・展示室見取図を駆使して、巨大な大量殺人施設の全体像をこの一冊に収載。
目次
第1部 オシフィエンチムで(アウシュヴィッツ博物館へようこそ―過去を見つめる目;ユダヤ民とロマ・シンティ―虐殺の対象となった人たちの今;「いじめっこ」と「いじめられっこ」―ポーランド人のジレンマ;アウシュヴィッツを生きぬいた人々―苦悩と勇気;過去と未来の架け橋―国際青少年交流の家;現在進行形の教科書問題―歴史の認識;国民記憶院―歴史の記録と清算;アウシュヴィッツを守る人々―未来への期待)
第2部 写真で見るアウシュヴィッツ強制収容所―ポーランド国立アウシュヴィッツ・ミュージアム所蔵の、一九三九年から一九四五年にわたる歴史的写真61点で構成。
第3部 アウシュヴィッツ・ミュージアム(アウシュヴィッツ=ビルケナウ国立博物館―在オシフィエンチム;ここが強制収容所だ!―地獄の入口;絶滅計画の展示―4号館・5号館;収容所内の生活―6号館・7号館;生体実験 建物内非公開―10号館;死のブロックと処刑の庭―11号館;ロマ・シンティの悲劇―13号館;ソ連軍戦争捕虜―14号館;ポーランドはそのとき―15号館;神の試練か ユダヤ民の苦難―27号館;ガス室と焼却炉―第一クレマトリウム;ビルケナウ―アウシュヴィッツ第二収容所)
付録 ひとり旅のための簡単なガイド
著者等紹介
中谷剛[ナカタニタケシ]
1966年兵庫県神戸市生まれ。1991年よりポーランドに居住し、1997年、ポーランド国立アウシュヴィッツ・ミュージアムの公式通訳の資格を取得。現在、同ミュージアム唯一の日本語公式ガイド(嘱託)。通訳・翻訳家。オシフィエンチム市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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