アウシュヴィッツ博物館案内 (新訂増補版)

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  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784773636079
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0022

内容説明

負の世界遺産「アウシュヴィッツ強制収容所」の完全ガイド。同博物館所蔵の貴重な記録写真65点をはじめ、多数の写真・図版・展示室見取図を駆使して、巨大な大量殺人施設の全体像をこの一冊に収載。

目次

第1部 オシフィエンチムで(アウシュヴィッツ博物館へようこそ―過去を見つめる目;ユダヤ民とロマ・シンティ―虐殺の対象となった人たちの今;「いじめっこ」と「いじめられっこ」―ポーランド人のジレンマ;アウシュヴィッツを生きぬいた人々―苦悩と勇気;過去と未来の架け橋―国際青少年交流の家;現在進行形の教科書問題―歴史の認識;国民記憶院―歴史の記録と清算;アウシュヴィッツを守る人々―未来への期待)
第2部 写真で見るアウシュヴィッツ強制収容所―ポーランド国立アウシュヴィッツ・ミュージアム所蔵の、一九三九年から一九四五年にわたる歴史的写真61点で構成。
第3部 アウシュヴィッツ・ミュージアム(アウシュヴィッツ=ビルケナウ国立博物館―在オシフィエンチム;ここが強制収容所だ!―地獄の入口;絶滅計画の展示―4号館・5号館;収容所内の生活―6号館・7号館;生体実験 建物内非公開―10号館;死のブロックと処刑の庭―11号館;ロマ・シンティの悲劇―13号館;ソ連軍戦争捕虜―14号館;ポーランドはそのとき―15号館;神の試練か ユダヤ民の苦難―27号館;ガス室と焼却炉―第一クレマトリウム;ビルケナウ―アウシュヴィッツ第二収容所)
付録 ひとり旅のための簡単なガイド

著者等紹介

中谷剛[ナカタニタケシ]
1966年兵庫県神戸市生まれ。1991年よりポーランドに居住し、1997年、ポーランド国立アウシュヴィッツ・ミュージアムの公式通訳の資格を取得。現在、同ミュージアム唯一の日本語公式ガイド(嘱託)。通訳・翻訳家。オシフィエンチム市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nico

28
訪問前の予習を兼ねて。同著者の『ホロコーストを次世代に伝える』と比べて、大戦前後の歴史や博物館内部についての記述が濃い。自分が同じ立場になったらと、こうした題材に触れる度いつも考える。SSの立場で反抗できるか。染まらないか。収容者側なら食事を分けあえるか。命の危険を冒してまで抵抗組織に加われるか。…正直自信ない。でも少なくとも日常では差別なく生活するよう、胸張って生きていけるよう心がけていきたい(それでも「この人嫌だな」とかそういうこと思ってしまうんだけど)。p.52『みんな人間なんだーーこれが大前提』2019/04/17

Nobuko Hashimoto

14
2018年2月に現地へ行くにあたって予習。アウシュヴィッツの公式ガイドである著者とアウシュヴィッツとの出会い、ホロコースト生存者の話などたいへん興味深い内容。後半はアウシュヴィッツ=ビルケナウの展示の詳細で、見学後、確認するのに助けになる。現地の様子はブログの「ポーランド旅行記2018」にアップ。https://chekosan.exblog.jp/tags/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E6%97%85%E8%A1%8C2018/2018/02/05

ののまる

12
「人間なんてそんなものさ。本当に大切なものは何なのか、日頃からしっかりと見据えておかないと、いとも簡単に化け物に変身してしまう。私の見るところ、人間には三つの弱点がある。エゴイズムと、飽くことのない欲望と、互いに反目する心だよ」「イデオロギーや外見を基準にして、人それぞれ別の袋に入れて考えてはいけないと、私は思う。みんな人間なんだーこれが大前提。」ー親友の裏切りにより強制収用されたアウシュビッツ生存者の言葉。2016/02/13

miaou_u

11
戦争の光景が資料館でしかみられないようになるように、という本日の広島でのゼレンスキー大統領のスピーチに胸打たれました。現実的に戦争は無くならないのかもしれません。ですが、いつも犠牲になるのはなんの罪もない人々なのです。平和を願う気持ちには、右も左も関係ない。そんなことを思いながら、こちらを再読いたしました。。2023/05/22

miaou_u

9
ゾンダーコマンドについてのドキュメンタリー番組を視聴し、確かこの本に取り上げられていたはず、と再読。手記の入った缶の写真、文章では4号館第四展示室、証拠写真はやはり誰が撮ったか解らない、との言及がなされています。生きる為にSSに加担した彼らを、どうして責めることが出来るだろう。中谷さんが取材なさった元ゾンダーコマンドの、マンデルブラウンさんの言葉「皆が今起きている事を真剣に受け止めて、一致団結して対処しないと、化け物が勝利を収めることになるかもしれない。」今の世界は、正にその様相を見せているのではないか。2021/09/27

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