内容説明
住民の生活や健康を脅かす放射性物質の拡散は原発導入が決定した半世紀以上前にも起こった。原水爆禁止署名運動の背景や歴史を詳述し、住民運動・平和運動の大切さを訴える。
目次
序章 研究の視座―まえがきにかえて
第1章 戦前・戦中の杉並区
第2章 敗戦と杉並の市民活動
第3章 戦後杉並区政と社会教育
第4章 占領政策の変化と杉並の市民活動
第5章 安井郁・田鶴子夫妻と杉並の主婦たち
第6章 ビキニ水爆実験と報道
第7章 ビキニ水爆実験の影響と立ち上がる運動
第8章 杉並区の原水爆禁止署名運動
終章 私たちが将来へ受け継ぐこと
著者等紹介
丸浜江里子[マルハマエリコ]
1951年、千葉県生まれ。横浜市立大学文理学部文科(日本史専攻)卒業後、東京の公立中学校社会科教員を勤める。退職後、杉並区の中学校社会科教科書採択問題に直面し、教科書をめぐる住民運動に参加した。2004年に明治大学大学院文学研究科に進学し、杉並でおこった最大の住民運動である、原水爆禁止署名運動をテーマに研究を始めた。2006年、この研究の継続を期した「第1回平塚らいてう賞奨励賞」を受賞。『(日本・中国・韓国共同編集)未来をひらく歴史』(高水研、2005年)の教材委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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