出版社内容情報
1995年秋の発売以来、版を重ねて好評を得てきたロングセラー『来て見てトルコ』の新組改訂新版。遺跡・史跡の宝庫であり、ヨーロッパとアジアを結ぶ要衝という歴史を持つトルコには今もって見所が満載。旅行先として人気も高い。本書は、90年代初頭からトルコ個人旅行を何度も経験してきた女性が、旅行気分を再現したマンガと遺跡・市街図などのイラストと初心者に配慮した解説紀行文で展開したガイド書。旧版の都市案内や情報を35%アップしてさらに充実。
まえがき
トルコという国(◆トルコ西部地方の旅/◆トルコ東部地方の旅/◆トルコ一周ハイライト)
【都市・史跡別ガイド】
◆イスタンブル
◆ブルサ
◆トロイ(トゥルワ)
◆ペルガモン(ベルガマ)
◆エフェソス(エフェス)
◆サルディス(サルト)
◆ミレトス(ミレット)
◆プリエネ
◆ディディマ(ディディム)
◆ボドゥルム
◆パムッカレ
◆アフロディシアス
◆アール
◆ドゥーバヤズット
◆ワン
◆ディヤルバクル
◆ネムルト・ダー
◆シャンルウルファ
◆カシュ
◆ミュラ(ミラ)
◆フェティエ
◆アランヤ
◆スィリフケ
◆メルシン
◆アンカラ
◆ゴルディオン
◆ボアズカレ
◆カッパドキア
◆カルス
◆アマスヤ
◆トラブゾン
あとがき
●まえがき
皆さんは「トルコ」というと、何を思い浮かべますか?
夕暮れに浮かぶモスクのシルエット、コーランが響く異国情緒あふれる遠いイスラムの国、トルコ行進曲、トルコ料理、絨毯などなど、イメージはさまざまでしょう。
私の場合、トルコというと、奇岩秘境カッパドキアの印象が強いのです。不思議な地形やへんな石が大好きな私は「カッパドキアのキノコ岩が見たい!」と、これが始まりでトルコにすっかりハマってしまいました。トルコについて調べれば調べるほど、これもトルコだったのか、ということが多いのに驚かされます。
遺跡は風景はもちろんのこと、予想をうわまわる人々の親切さにモーレツに感動して、すっかりトルコびいきになりました。英語もろくに話せない私が、初めての個人旅行をトルコにしたのは大正解。ホテルの予約はしていない、ガイドもいない、いきなりのトルコで右も左もわからない、海外旅行若葉マークの初心者の私たちが無事に旅行できたのは、ひとえに人々の親切のおかげです。トルコ大好き病にかかってしまい、再びトルコに行くしかない! そんな思いで私は旅に出ます。
この本は私が見たままのトルコの紹介です。ごくフツーの女の度もトルコの旅を重ねました。トルコ旅行に関する情報に基本的なところでは大きな相違はありませんが、私の気づいた範囲で改訂を試み、加筆して、都市案内も増やし、『新版 来て見てトルコ』として出版することにしました。
旅のスタイルは人それぞれですが、何事もマイナスに考えず、すべてのことをプラスにする楽しい旅行をしてください。
皆さんもトルコへ行ってみませんか?
料理や土産品の紹介もあるが、そうした「るるぶ」よりは、著者が薦める歴史の地を1~2週間かけて味わいたい人向けの、肩のこらないトルコ入門書。
目次
イスタンブル
ブルサ
トロイ(トゥルワ)
ペルガモン(ベルガマ)
エフェソス(エフェス)
サルディス(サルト)
ミレトス(ミレット)
プリエネ
ディディマ(ディディム)
ボドゥルム〔ほか〕
著者等紹介
小林けい[コバヤシケイ]
長野県に生まれ、東京へ。2歳まで東京・杉並区で過ごし、井の頭公園近くに引っ越す。現在までの人生の大半を過ごした井の頭をあとに、最近神奈川県在住となった。学生時代に行った中国をかわきりに、トルコへ約1カ月の個人旅行をしてから旅行の魅力にとりつかれ、旅が生活の一部となる。モスクや遺跡、砂漠にひかれトルコ、モロッコ、エジプト、シリアなどイスラム圏への旅行が多い。フリーでマンガやイラストを描くかたわら、フラリと旅に出る生活を続ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 私刑(リンチ) 徳間文庫