20世紀は人類の役に立ったのか―大量殺戮と人間性

20世紀は人類の役に立ったのか―大量殺戮と人間性

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784773624014
  • NDC分類 209.7
  • Cコード C1020

出版社内容情報

 二度の世界大戦やアウシュヴィッツに代表されるナチスのユダヤ人絶滅計画、ソ連の強制収容所、さらに旧ユーゴスラヴィアの民族浄化など、今世紀になって一気に吹き出した「近代」の闇はどのようにして生まれたのか。ポリテクニック哲学教授の著者が、多数の思想家・哲学者・文学者・政治家の発言を引用しつつ、人間のもろさと残酷さを論ずる。20世紀は不幸にして「虐殺」という言葉で形容される100年となった。「人間性」は失われたのか。


内容説明

二度の世界大戦、絶滅計画、強制収容所、民族紛争と民族浄化―科学技術が驚異的に発展した20世紀は同時に「虐殺の世紀」でもあった。人間性を喪失した人類は、はたして21世紀を生き延びられるのか。

目次

序 最後の義人
第1章 誰が私の同胞なのか
第2章 普通名詞の威光
第3章 意志の勝利
第4章 「歴史」のアイロニー
第5章 人道主義の代償
第6章 天使と人間

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダージリン

1
挑発的なタイトルに惹かれて読み始めたのだが、思っていたような内容とは少し異なっていた。原題は「失われた人間性」とのこと。二度に亘る世界大戦、ユダヤ人虐殺などを含め、それ以前の世紀とは根本的に異なる様相を見せていったことを多数の思想家を引用しつつ論じていく。些か難解で理解し切れたとは思っていないが、考えさせらることの多い一冊であった。2017/11/12

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