感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
35
かなり読みでのある本でした。ここまで岸本さんが台湾と関わりがあり、何度も訪れていたとは。日本に侵略されていた国としての中国、韓国、台湾とある中で、確かに親日的なのは台湾だけです。路線バスでの運転手さんの過剰とも思える親切さは、私も同じような経験をしたので忘れがたい。台湾の人の大らかさ、親切な事は、一度訪れた人なら、何度でも行きたくなるでしょう。恨みや嫌悪感を前面に出しすぎる国との対比を考えさせられました。約30年前の本なので、今の台湾の発展の速さ、凄さにも気付かされました。2018/02/12
wei xian tiang
1
30年前の台湾紀行、おそらくこの東海岸の空気感のいくらかはもう失われていると思うと切ない。驚いたことに霧社事件の花岡一郎の妻初子にも会っている。2020/09/25