感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
56
読友さんのご感想から。作者は実際に淡路島の小学校に務めている先生。朝から始まる子供たちの1日。子供たちへの愛情と、教育の熱意に溢れた先生が魅力的。ごく自然に子供たちと向きあう先生。時には子供と同じ目線で、大事に時には大人の包容力で。とても多忙なはずなのに偉いなあ。素朴な絵も魅力的で続編もありそう。でも先生、その髪型はOKなの?2020/11/30
たまきら
35
さきに2巻を読んでいたんですが、正直こちらの方が読んでいてとてもさわやかな気持ちになれました。素敵な先生だなあ。五年生娘を担当していただいているあかるくて、まっすぐで、大きな声で笑う先生を思いながら読みました。そしていろいろなクラスメートを自分のクラスに当てはめて読んでいる娘さん。最初の社会経験をキラキラしたものにしてくれている先生たちへの感謝の気持ちでいっぱいになりました。先生、いつもありがとう!2022/08/06
anne@灯れ松明の火
35
今日という日は、今日しかない。当たり前だけど、忘れがちなこと。それを忘れず、毎朝、その一日を、受け持ちの児童を、大切に迎える先生。こんな担任だったら、なんて幸せだろう! ヤンチャな子も、おとなしい子も、学校に来にくくなった子も、一人ひとりに目を配る先生。本当にありがたい。羽尻利門さんの絵が素晴らしい。風景や背景が細かく描写され、その前で人物が生き生きしている。思わず、見入ってしまう。子どもや保護者、そして、先生に読んでほしい。扇野さん。シリーズ化するという野望、叶えてくださいね。#NetGalleyJP2020/11/25
うー(今年も遅くなります)
26
〈絵本〉本の中表紙の あさ 良いなぁ。『子どもたちの毎日は忙しい。宿題に習い事に友だちとのつき合い、大人たちの期待』本当にそうだな。。人生で一度しかない「今日」毎日の新しい「あさ」。毎日きらめく子どもたちの「色々」に気付いてやりたいと考えている先生。毎朝、絵本の読み聞かせからスタートするこのクラスの子ども達がとても羨ましい。2021/10/03
ゆか
26
「今日という日は、人生で今日だけ どんな一日になるのかな」「人生で一度しかない今日を思いっきり楽しんで欲しい」素敵な言葉です。「わくわくしながらしずかに ひとりで歩いて来る子」という表現が良い。わくわくしている子がすべて、元気に自分の胸のうちを語るわけではないのだ。新しい髪型や、新しい服に気がつける先生なら、ここには描かれていないけど、髪を切っていない子や、服が古いままの子供にも、きっと気がついてくれるはずだ。「いっぱい愛されたらいい」とあるので愛が不足している子供には先生がたくさんの愛をそそいで欲しい。2020/12/11