出版社内容情報
新鋭の動物画家・絵本作家であるかわさきしゅんいちが描く,“いのち”に満ちたものがたり。ーこの瞬間の、世界のどこかの海のいまー
旅にでた ウミガメのこどもたち
そこで出会うのは さかなにさかな あとさかな
鳥やクジラも ピーカラルララ 歌ってる
たべるというのは いのちをすこしの間 かりること
いつか かならずかえすもの
描かれた22種,2196匹が織りなす海の生態系が切り取ったのは,
いのちをめぐるかれらの”いまの日常”。
自然からまなび,こどもといっしょに考える絵本。
巻末にウミガメの生態解説やミニ図鑑を収録。
知れば知るほど,彼らの"いつも"が見えてくる。
●著者コメント●
砂浜にうめられているのは,100個ほどからなるウミガメの卵のかたまりです。
地上に出たウミガメの子どもは,「フレンジー」という興奮状態になり,
丸一日,不休不眠で天敵の少ない外洋を目指します。
単にウミガメといえば知らない人はいませんが,その生態はじつは多くの謎につつまれています。。。
人間の活動で数を減らしたウミガメなど多くの海洋生物は,そのすべての種が絶滅危惧種に指定されています。
原因・対策はさまざまですが,何よりも大切なことは,まず彼らの「くらし」を知ることです。
そのなかで,どんな視点で彼らを,そして僕ら自身をみつめればいいんだろう。
自然から遠ざかりつつある,今のこどもたちにこそ読んでほしい絵本です。
かわさきしゅんいち[カワサキ シュンイチ]
絵本作家・動物画家・漫画家。1990年大阪うまれ。
甲南大学法学部を卒業後,食品商社に入社。あっというまに脱サラ。「みつめあえばわかるんだ」をテーマにいきものの目線を描きまくり,2年後『うみがめぐり』にて絵本デビュー。
一時期九条ネギの栽培に心血を注ぐも最近はご無沙汰。ベランダには食べられない観葉植物がずらり。
なぜ食べられないんだろう。食べられないと思いこんでいるだけなのではないだろうか。
食べてこそのいきものなのではないか。なぁ、ガジュマルよ。
内容説明
この瞬間の、世界のどこかの海のいま。陸からみえる水面のうねりは海のほんのはしっこで、そのしたでいのちのめぐりがダンスする。海ってね、いきてんだって。こどもといっしょにかんがえる絵本。巻末ふろく、ウミガメ解説+ミニ図鑑。
著者等紹介
かわさきしゅんいち[カワサキシュンイチ]
絵本作家・動物画家。1990年大阪うまれ。甲南大学法学部を卒業後、食品商社の営業職を経て画家になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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